ディッキーの自伝、映画化へ

　２０１２年にナックルボーラーとして初めてサイ・ヤング賞に輝いたＲ・Ａ・ディッキー（３９）の自伝が映画化されることが決まった。２７日、米放送局ＣＢＳスポーツ（電子版）が伝えた。アスレチックスのビリー・ジーンＧＭをモデルにした映画「マネー・ボール」を手がけたマイケル・デ・ルカ・プロデューサーが製作するという。

　自伝は２０１２年に出版され、幼少期に性的虐待を受けた経験や、妻との確執で精神的に自殺寸前まで追い込まれていたことを明かして反響を呼んだ。野球でも１９９６年にレンジャーズに入団するも低迷が続き、２００６年に活路を開くためにナックルボールを習得。１２年に２０勝（６敗）を挙げ、３７歳で投手最高の栄誉を手にするなど、まさに映画化にふさわしい（？）波瀾（はらん）万丈の人生を送っている。