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【プロ野球】

巨人0−4から逆転で大勝 坂本は100号同点弾

2014年3月29日 紙面から

巨人−阪神 4回裏2死、中越えソロを放った坂本。捕手清水=東京ドームで(戸田泰雅撮影)

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◇巨人12−4阪神

 巨人が4本塁打を含む先発全員の14安打12得点で逆転勝ち。4点を先行されたが、4−4の5回に橋本の2点二塁打、坂本の適時打、片岡の3ランで計6点を奪った。阪神は能見が10失点と乱調で、打線も3回以外は沈黙した。

 プロ野球は28日、セ、パ両リーグがナイターで開幕した。今のプロ野球の起源となる大日本東京野球倶楽部(現巨人)が発足して80周年となるシーズン。セ3連覇を狙う巨人は阪神戦で4点差をはね返し、逆転勝ち。ヤクルトはドラフト2位・西浦直亨内野手(22)がセ新人で初となる開幕戦でのプロ初打席本塁打を記録した。2年連続日本一を狙う楽天は2年連続開幕投手の則本昂大投手(23)がプロ初完投勝利を飾った。

 巨人にとって球団創設80周年の節目を飾る大事な開幕戦。3回に菅野が4点を先制されても動じない。直後にロペスの中越え3点適時二塁打で1点差まで迫った後は豪快に宿敵を寄り切った。

 坂本が4回、能見から通算100号の1号同点ソロをバックスクリーン左へ。5回には橋本の右中間への2点適時二塁打で勝ち越すと片岡が右翼席に1号3ラン。6回にはロペスとアンダーソンがアベック本塁打。一時の劣勢がうそのような豪快な逆転勝ちだ。

 「先制されましたけどいい勝ち方だったと思います」。原監督は14安打12得点での逆転勝ちに満足げな表情を隠せない。それもそのはず。この日は先発全員安打。中でも悩みの種であった坂本が結果を残したからだ。

 オープン戦終盤は23打席連続無安打。しかし、原監督は復調を信じていた。練習の姿を見て「新人のころのように取り組んでいる」とみて、迷わず1番で起用した。この不動の姿勢が吉と出た。同点ソロを含めて5打数3安打2打点の大暴れ。開幕戦セレモニーに集まった歴戦の強者に負けない輝きを放ち続けた。

 「練習ではいい時のタイミングをイメージしていた。結果が出たのでホッとしてます」と坂本。頼もしい背番号6の復活に指揮官も「コンパクトに打った中、豪快に飛ばしたのは価値がある」を目を細めるばかり。新しい戦力も実力を発揮して手に入れた価値のある白星。豪快な勝ち方はリーグ3連覇、日本一奪回への大きな弾みになったはずだ。(川越亮太)

 

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