マッカーサー道路 きょう開通

3月29日 5時46分

東京都心とオリンピックの競技施設などが整備される湾岸地域を結ぶ都道の環状２号線のうち、終戦直後に計画され「マッカーサー道路」とも呼ばれた区間が２９日に開通します。

開通するのは東京都心と湾岸地域を結ぶ環状２号線のうち、終戦直後の昭和２１年に計画され「マッカーサー道路」とも呼ばれた、新橋と虎ノ門を結ぶおよそ１．４キロの区間です。
用地買収が難航し、長い間、計画は具体化しませんでしたが、周辺地域に住民が入居する建物を建設し、道路の本線を地下に通すことなどによって住民の理解を得て整備を進めてきました。
道路の整備費は土地の買収費用なども含めるとおよそ２７００億円です。
地上部分には都内２番目の高さとなる商業ビルで、オフィスやマンションなどが入る「虎ノ門ヒルズ」がことし６月にオープンするなど、再開発が進み、都心に新たなビジネス街が誕生します。
現地では開通を記念して２９日午前１０時から東京都の舛添知事などが出席して記念式典が行われ、午後３時から車両が通ることができます。
東京都は、再来年度までに江東区有明までの全区間の開通を目指していて、最終的には東京オリンピックとパラリンピックの選手村や競技施設が整備される湾岸地域と都心とが結ばれます。