2014年3月28日23時20分
東京・永田町の首相官邸前で金曜日夜に脱原発を訴える抗議行動が始まって丸2年になる。28日も、安倍政権のもとで強まる「原発回帰」を危ぶむ人たちが、「原発いらない」「再稼働反対」と声をあげた。
抗議行動は民主党政権時代の2012年3月末に始まり、定着した。だが、安倍政権は民主党政権の「30年代に原発ゼロ」の方針を転換し、九州電力川内原発の再稼働に向けた動きも出てきた。主催する首都圏反原発連合は「脱原発をめざす様々な分野の人と、もっと連携する必要がある」と危機感を募らせている。
同連合によると、この日は国会前で抗議した人を含め、のべ約2200人が集まった。初めて参加した東京都小平市の大学生中村瑞穂さん(25)は「これだけの人が声をあげ続けているのに、なぜ再稼働や原発輸出の話が進むのか。私たちの世代がもっと動かなきゃ、と思った」と語った。
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