改造車で通勤:女子高講師の解雇無効請求認めず 横浜地裁

毎日新聞 2014年03月28日 17時59分

 白鵬女子高(横浜市鶴見区)の専任講師だった男性が、学校を運営する白鵬女子学院を相手に解雇無効を求めた訴訟で、横浜地裁は27日、請求を棄却した。阿部正幸裁判長は「教員としての適性、能力を欠くとした判断が不合理とは言えない」と判断した。

 判決によると、男性は2012年4月から1年間の専任講師契約を同校と結んだ。改造車で通勤したり、撮影した女子生徒の写真を見せびらかしたりしたとして、契約更新は認められなかった。

 男性は「事実に反する」と主張したが、判決は、改造車の排気音が通常の2倍で、写真を見せたのも事実と認定。「学校が生徒との関係に細心の注意を払っていることを考えると、教員として不適切な行動と言わざるを得ない」と指摘した。【酒井雅浩】

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