吉野家:香港の全61店舗で「福島産なし、安全」ポスター
毎日新聞 2014年03月28日 21時22分(最終更新 03月28日 21時24分)
大手牛丼チェーン、吉野家の香港にある全61店舗で「香港吉野家は、福島の米や食材を一切使っていません」として「良心的な品質、安全食材」と主張するポスターを張り出していることが28日分かった。
福島県では、東京電力の原発事故を受け放射性物質濃度によって作付けが制限されてきた農地が大幅に縮小し、出荷地域は拡大。風評被害の払拭(ふっしょく)に努めているだけに、ポスターの文言の適切性が問われそうだ。
福島県は、県内で生産・出荷される全ての米を対象に放射性物質の検査をし、安全を確認した上で市場に出す取り組みを続けているとして、「残念としか言いようがない」と話している。(共同)