『のんのんびより』川面真也監督インタビュー【前編】作っている人たちが癒されるような作品に

田舎の分校に通う少女たちのスローライフを描いた『のんのんびより』。昨年10月から12月にかけて放送され、アニソムニアのランキングでも上位をキープし続けた作品だ。宮内れんげの台詞「にゃんぱすー」がアニメ流行語大賞2013の金賞を獲得したのも記憶に新しく、今もファンから熱烈な支持をうけている。テレビシリーズの制作を終え、現在OADを制作中の川面真也監督にお話をうかがった。

川面真也(かわつら・しんや)
1974年、大阪府出身。アニーメーション監督、演出家。『NOIR』で演出デビューし、『デュラララ!! 』では監督補を担当。監督作品に、テレビアニメ『ココロコネクト』(総監督は大沼心)、OVA『乙女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー THE ANIMATION』がある。

―― どんな経緯で『のんのんびより』の監督をされることになったのでしょうか。

川面 前の監督作品をやっている時に、シルバーリンクの社長から、「こういうのはどうですか」と原作の漫画を渡されたのが最初でした。シルバーリンクさんでは監督を2本やらせていただいていて、僕の演出の方向的に向いていると思ってくれたみたいなんです。で、漫画を読んだら田舎が舞台だったので、これは作品にかこつけて田舎とかに行けるんじゃないかと思って(笑)。その当時はちょっと色々あって癒されたいなと思っていたんですよ。それで「やります」とお返事させていただきました。

―― 『のんのんびより』が川面監督に向いているというのは、どの辺りがなんでしょうか。

川面 直接社長に聞いたわけではありませんが、フラットで堅実な作りをした方がよい作品ではないかと考えたのでは……と勝手に思っています。

―― 映像化にとりかかる際、どんなプランで作ろうと思われましたか。

川面 これはちょっと書けないかもしれませんが、本当のことを言うと、まず作っている人たちが癒されたいなと思ったんです(笑)。

―― なるほど(笑)。でも、おっしゃることは良く分かります。楽しんで作っている雰囲気が観ていて伝わってきました。

川面 そうだとしたらよかったです。「癒されたい」というのは僕だけではなくて、メインスタッフ含めて色々な現場のスタッフがという意味なんです。「アニメはしんどい」というイメージがあって、実際しんどいんですけれど、ほんとにしんどいだけだったら続かないわけですし、たまにはちょっとゆっくりしたいなという時もあるんじゃないかなと思って(笑)。とはいえ「ゆっくり」というのはスケジュールがゆっくりという意味ではなくて、楽しく作って、何となく楽しい気分で観てもらえればという思いをこめてなんですけれど。

―― タイトル通りの雰囲気でということですね。

川面 そうですね。作っている方がまずそんな気分になれるような作品にできないかなと。懐かしいとか、自分の田舎に近いとか、どこかしらのポイントで気にいってもらえそうだなと感じていて、実際そんな風に作っていけたんじゃないかなと思います。

第1話「転校生が来た」より。バス停に向かって走る夏海の姿が小さくみえる

―― 1話の冒頭には驚きました。美術と音楽でみせる作りが印象的でしたし、しかもあそこは原作にはない場面ですよね。一見ほのぼのして見えますが、とても挑戦的なことをやられているなと感じました。

川面 のんびり作りたいとは言っても、本当にぼけーっと作ることは許されませんからね。観ている人に注目してもらえるような、何かしらのヒキは必要だと思ったんです。僕自身もそうですけど、やっぱりたるいものは観るのが辛いですし。ただ、申し訳ないけど僕はのんびりしたものを作りたい(笑)。だから1話で「これは、のんびりした雰囲気の作品です」というマックスなものをやってしまったんですね。この1話をある程度受け入れてもらえれば、12本楽しんでもらえる自信はあったんですよ。女の子が可愛いとか色々な魅力はあるけれど、一番大事にしているのはこれです! って感じを出したくて。しかも、主張することが地味なだけに、思いきってやらないと伝わらないかと思って今のようなかたちになったんです。ただ、思ったから出来るかというとまた別で、ラッキーだったのは美術監督の大泉(杏奈)さんと音楽の水谷(広実)さんが良いものを上げてくれたからなんです。それでいける! と思って、1話冒頭は調子にのってあんなに長くしているんです。完成したものは、予定より1分伸ばしているんですよ(笑)。

―― そうなんですか!

川面 さすがに僕も怖くて、最初は1分半だったんです(笑)。それならオープニングやエンディングと同じ尺だし、まあ範囲内かなと。それがやっていくうちに、編集さんとも「なんだか(尺が)足りないね」とどんどん足していくうちに2分半になってしまって。それを音楽の水谷さんに渡してああいう風になりました。1話だけはギリギリ間に合ったので、映像あわせで音楽を作ってもらえたんですよ。それもあって、特に1話冒頭は水谷さんのイメージにも近くなっているんじゃないかと思います。

―― 美術が素晴らしいのは言うまでもありませんが、1話冒頭の間をもたせているのは音楽の力がとても大きいですよね。

川面 それはもう、絶対にそうです。あの音楽に癒されるじゃないですか。当時よく言っていたのが、夜中のNHKでクラシックが流れている自然の映像なんです。別に毎日観ようとは思わないけれど、たまに観るとそのままぼーっと観ちゃうときがあるじゃないですか。僕は疲れているとき、YouTubeで焚き火の映像を全画面表示にして、火がパチパチいっている音を聴きながら仕事をしていることもあって(笑)。

―― (笑)。

川面 ちょっとしんどくて、自然の映像と音に癒される人って、結構いるんじゃないかと思っていたんです。アニメに対しても、面白いものはないかとグイグイ探求している人もいれば、ぼおーっと観て癒されたい人もある程度いるのではないかと。とにかく、美術と音楽が凄くよかったのがラッキーでした。

―― 1話冒頭が素晴らしいのは、間を怖れない勇気というか、美術と音楽だけで面白くみせようという力強さがあったからだと思います。そうした点は、全編通してあったように感じたのですが、監督的にはいかがだったのでしょうか。

川面 さっきもお話した通り、たるいだけだと観るのが辛くなってしまうので、なるべく時間を短く感じてもらえるようにとは工夫しました。あと、1話以降はそんなにのんびりとさせないつもりでいたんです。作風的にもマニアックな作品ではありませんし、間口はなるべく広くとろうと思っていました。ちょいちょいのんびりしたところがあっても、1話を我慢してくれた人には楽しんでもらえるのではないかなと。

―― そういう意味で、1話冒頭はマックスだったと。

川面 1話冒頭を観て、「こういうのじゃない」と思った方もいたとは思うんですけれど……。ただ、ちょっといやらしい話をすると、1話で(番組を観るのを)止める人もいれば、2、3話まで我慢してから止める人もいると言われていますよね。後者の方のために2話があるんです(笑)。

―― なるほど(笑)。蛍と小鞠の楽しいエピソードがある2話でバランスをとっているわけですね。

川面 のんびりとした1話と、女の子がキャーとなって可愛らしい2話と、どちらもそれぞれの要素をマックスにした話数なんですよ。だから、1話と2話を観てもらえれば、どちらが好きな方も面白く思ってもらえるんじゃないかなと。

―― 確かに、2話の蛍が小鞠を好きになってはしゃぐテンションは物凄かったですし、面白いエピソードがたたみかけるようにあった印象でした。

川面 本来的には、引きの強い2話のエピソードを1話にするのが安全なのかもしれませんが、あえて1話はゆったりやらせていただいた感じですね。『のんのんびより』に出てくる子たちは、あんな感じのテンポかなとも思ったんですよ。僕のイメージでいうと田舎の空気感的にも、あれぐらいかなと。

第2話「駄菓子屋に行った」より。憧れの小鞠から飴玉をもらって大はしゃぎする蛍

―― 田舎の表現も全編通して素晴らしかったです。作品のためにロケハンなどはされたのですか。

川面 ロケハンには結構いきました。

―― ロケハンの成果は主に美術に生かされていると思いますが、ロケハンで撮った写真をそのまま使う写真レイアウトのかたちをとられたんでしょうか。それとも写真は参考として使って、設定をおこされたんでしょうか。

川面 全体を通してみると、半々ぐらいです。ケースバイケースなんですけれど、例えば1話冒頭の2分半のところでいうと、写真レイアウトの方が少し多いぐらいですかね。

―― 各キャラクターの家も、ロケハンの写真を参考にされているんですか。

川面 家関係は、ロケハンの写真を参考にして、美術設定さんにあげてもらっています。最初に間取りの問題があるので、間取りから作って、それに合う外観を作ってもらうかたちです。その際、ロケハンの写真から「らしさ」を取り出してもらって足すというか。家については、原作の描写とは全然違っているんですよ。家の中は大体合わせたんですが、間取りとの関係で辻褄の合わないところがあって、外観はアニメ独自のものになっています。

―― 学校も、同じ作り方なんですか。

川面 そうですね。美術設定さんの実家の近所に、映画の舞台にもなった学校がありますよと教えてもらってロケハンに行きました。それと、山の中にある廃校になった別の学校も参考にして、ミックスした感じになっています。

―― 特定の場所をモデルにするのではなく、色々な場所を参考にして理想の田舎を作る感じだったのでしょうか。

川面 演出として聖地関係の作品には結構関わっているので、聖地ものを観ている人の楽しさというのは凄く分かるんです。その楽しさも分かるがゆえに、今回は実際の風景と合わせたときの生々しさは残しつつ、場所を特定するような情報はとってしまいたかったんです……抽象的な言い方で分かりにくいかもしれませんが(笑)。場所を特定しているからこそ聖地ものは楽しいと思うんですが、『のんのんびより』に関しては特定したくなかったんです。日本中、わりと田舎だらけじゃないですか。

―― たしかに都内もちょっと離れたら、そうですよね。

川面 最初は舞台を決めようかなと一瞬考えたんですけど、田舎は日本中にありますから、わざわざ特定する意味はあまりないかなと思ったんです。自分の家の玄関を開けたら、『のんのんびより』っぽい風景が広がっているような人が結構いるんじゃないかなと。だったら場所を限定せずに、身近な舞台だと感じてもらった方が広がりがありますからね。関東か関西かみたいな土地のイメージもなくしたかったので、あえて舞台は決めず、もうごちゃまぜにしちゃっています。最初の打ち合わせの頃、よく舞台はどこですかって聞かれたんですけど、「本州」と答えていたんですよ(笑)。

―― 広いですね(笑)。

川面 北海道や沖縄のような特徴的な場所は外して、本州や四国のどこでもというぐらいの曖昧さで作っていましたね。そうして観ている人が、自分の体験から場所のイメージを作ってもらえればなと。ただ、細かいところで辻褄のあってないところはあるので、そこを言われちゃうとちょっと辛いんですけどね(笑)。家の作りや立地など、嘘とほんとが半々ぐらいな感じです。

―― エンドクレジットを見ると、駄菓子屋の場面に出てくるお菓子などは、メーカーに許諾をとっているようですね。

川面 アップで映るようなものは、メディアファクトリーさんが許諾をとってくださいました。そうすると、そのまま使えますし、やっぱりダイレクトに伝わりますので。この作品にノスタルジーはいるのかなって最初は迷ったんですよ。それで、あっと先生にお聞きしたら、「ノスタルジー自体はあっていいと思います」という話だったんです。先生も意識して多少描かれているのだったら、アニメでもネタとしては扱おうと思ったんです。『三丁目の夕日』みたいに全編ノスタルジックにはしないけれど、ネタ自体は丁寧にやろうと。僕自身が昭和49年生まれなんで、どうしても昭和ネタになっちゃうんですけれど(笑)。

―― 昭和ネタについて、細かい話になりますが聞かせてください。8話で蛍たちが山で写生をするところで、原作だと竹とんぼを飛ばすところが、アニメではソフトグライダーに変更されていますよね。どうして変更されたんでしょうか。

川面 あそこは、あっと先生の発案です。先生には本読みに全てでていただいて、絵コンテも全部読んでもらっているんですよ。その流れで、ソフトグライダーの変更もいただいたんです。

第8話「学校でごはんを炊いた」より。れんげと小鞠は写生を中断して、ソフトグライダーの飛ばしっこをする

―― アニメーション的に、ソフトグライダーが飛ぶ方が絵になるという事情で変更されたのかなと思っていました。

川面 先生の話を聞いて、たしかに僕もその方がいいなと思ったんです。竹とんぼだと、ほんとに『三丁目の夕日』の世界になっちゃいますが、ソフトグライダーなら僕の世代でも分かりますからね。川越の駄菓子屋横丁を見にいったんですが、そこでも普通に売っていましたし、都内でおばあちゃんがひとりでやっているようなお店にもあったので、いけそうかなと思ったんです。

―― 『のんのんびより』はキャスティングも非常にはまっていたと思います。どんな経緯でキャストは決まったんでしょうか。

川面 基本的にテープオーディションで決めさせていただきました。そこでぴったりな方を選んではいるつもりなんですけれど、キャストの方がぴったりにしてくれたというのが正直なところです。

―― れんげや蛍を始め、皆さんとてもキャラクターにぴったりな声で印象に残りました。

川面 テープオーディションの時、僕からは、蛍だったら二面性が欲しい、れんげだったら「~のん」と言っても違和感がなくて幼い声ができる、夏海だったら作らず生っぽい感じがほしいとか、要件自体はお願いしていたんです。でも、これは今だから言えますが、テープを聴くだけでは、正直そこまでピンとはきていなかったというか……。もちろん今は、僕自身、凄くピッタリだなと思っています。僕の印象だと、2話ぐらいから皆さん完全に今のノリになってきているように思うんですよね。1話もけして悪くないんですけど、作っていく過程という感じがしていて。2話で、小鞠役の阿澄(佳奈)さんがキャラクターのテンションにあわせてグイグイきてくれて、それに合わせて蛍役の村川(梨衣)さんがキャアーとなって(笑)、その辺りからぴったりした感じが凄くきていて。そうやってキャストの皆さんが作品世界に馴染んで、役を作っていってくれたから、こんなにぴったりになっているんじゃないかと思います。

第2話「駄菓子屋に行った」より。蛍と小鞠をめぐるユーモラスなエピソードが印象的だった

―― 特にれんげの声は本当にぴったりで、素晴らしかったと思います。

川面 れんげがぴったりいってくれたのは、ほんとに小岩井(ことり)さんの技術のおかげですね。そこが一番難しいところだったので、ほんとにラッキーだったと思います。

―― 原作コミックにあるアフレコ漫画(注:原作6巻に収録)に、監督からもキャストの方へのオーダーがあったとありました。音響監督からだけではなく、川面監督から具体的な指示をされたことも多かったんですか。

川面 前半戦はちょいちょい言わせていただきました……言っちゃうんですよね(笑)。でも4話ぐらいまでで、それ以降はほとんど何もしていないです。

―― どんな指示をされたんですか。

川面 例えばれんげに関していうと、初期の頃は、ちょっとコミカルな感じで小岩井さんがやられることがあったんです。2話でもちょっと残ってますけど、れんげが走るときに「のんのん」とか言ったり、キャッチーなワードをコミカルに言われるときがあって、そういう時に作りすぎない感じでとお願いしたことはありました。

―― ナチュラルな感じでということですかね。

川面 そうですね。でも、小鞠にはそんなこと言ったことないですけどね(笑)。

―― たしかに小鞠の声は、普通の美少女アニメにあってもおかしくないテンションですね。

川面 その辺も曖昧というか、間口を広くとって、キャラクターごとにコンセプトが変わっていると思うんです。それと、それぞれの役者さんの地がでているというか、自分の一部を出してくれている気がして、だからこんなにしっくりくるのかなとも思います。完全に(役を)作る技術やテンションでもっていくのではなく、素っぽいリアクションもあるような気もして。そういったバランスが、ほんとにちょうどいいところに収まったなと思います。

第1話「転校生が来た」より。リコーダーを吹きながら「にゃんぱすー」と言うれんげ。冒頭BGMのリコーダーは、小岩井ことりさん自らが吹いているのだそうだ

―― 最初に音楽の話が少しでましたが、音楽を手がけた水谷さんがご自分のブログに「監督から明確なリクエストあった」と書かれていました。作品を観直すと、音楽が作品を支配しているというか、この音楽だからこのテンポで成立しているのではないかとも思います。監督がどういうオーダーをされた結果、今の音楽になったのでしょうか。

川面 うーん……これは話していいのか分からないんですが、『ココロコネクト』の時に水谷さんと少しだけお仕事をしていて、その時にちょうど手がけられていた実写映画の音楽を聴かせてもらったことがあったんですよ。オーダーする時、その映画の音楽のような感じがほしいとお願いしたんです。当時から『ココロコネクト』には合わないけれど、この前社長に話をもらった『のんのんびより』にはぴったりじゃないかと思っていたので(笑)。だから、もし本決まりになったら音楽は水谷さんに頼んでほしいって、かなり前から話していたんですよ。

―― それは、どんな映画だったんですか。

川面 徳島県上勝町の葉っぱビジネスをモチーフにした「人生、いろどり」という映画です(注:2012年公開。監督・御法川修)。ちょうど最近ソフトが出て、今ではレンタルで観ることもできます。それも緑の多い山の中の話なんですけど、その音楽が凄く軽くて切なくて、心に残ったんですよ。『のんのんびより』を描くときに、絶対に音楽が和風だったり、重くなったりしてはいけないと思っていたんですよね。とにかく軽く、でも余韻がほしいと思っていて。

―― それで「人生、いろどり」を例に出されたんですね。

川面 水谷さんと打ち合わせしたときに、僕が「人生、いろどり」のテイストがほしいと言ったんです(笑)。もちろん他にも、リコーダーやオルガンとか、学校にちなんだ素朴な音がほしいとか色々お話はしたんですけどね。そういうオーダーの仕方は音楽を作る方にはやりにくくて申し訳ない気もしたんですけど、僕としてはもうとにかく、あの感じが欲しかったんです。

―― そう言われると、普通のアニメの音楽とはちょっと違うような気もします。

川面 田舎にかかる音楽というときに、みんながイメージするものではなかったんですよね。でも、田舎らしいのんびり感も凄くあるという。そのカラッとした軽い感じがほしかったということですね。もうひとつ裏話をさせていただくと、『のんのんびより』の音楽は1話のダビングの少し前にあがってきたんです。そうなると、1、2話は音楽なしで作業をすることになる。その時、美術監督の大泉さんに「これを聴いたら絶対イメージが湧くから」と「人生、いろどり」の音源を渡して聴いてもらったんですよ。そうしたら大泉さんも凄く気に入ってくれて、ずっとその音楽を聴きながら描いていたと後から聞きました。

―― それは凄くいい話ですね。

川面 でもまあ作っているのは同じ方とはいえ、別の映画の音楽を聴きながら作業していたわけですから……。僕もこのことを言っていいのかどうか分からなくて。

―― ほんとに良いお話ですし、事情が許せばぜひインタビューに生かしたいと思います。

川面 『のんのんびより』の音楽のルーツは「人生、いろどり」にありますので、音楽に興味をもった方にはぜひ映画を観ていただきたいですね。

インタビュー前編はここまで。後編では、れんげの涙が印象的な4話や初日の出エピソードを描いた10話など、各話に焦点をあてた話を伺っていく(もちろん「今回はここまで」のメイキング話も)。お楽しみに!

アニメ「のんのんびより」公式サイト
第4巻Blu-ray&DVDは3月26日に発売
原作コミック7巻(OAD付き特装版)は7月23日に発売予定(予約締め切り3月24日)
オリジナルサウンドトラック発売中

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