記事入力 : 2014/03/27 11:27

【コラム】韓国をみすぼらしい存在にした三つの出来事

日本の知識人は自国政府を猛烈に非難
韓国では対外問題・民族問題で国民感情に反する意見を表明できず
ユダヤ人はナチス・ドイツの戦犯追及を継続
日本人戦犯を断罪できない韓国、見くびられるはめに

3
このページは87回共有されました。これらのツイートを見る。
Like
Like
171170
 先週、日本を代表する歴史学者の和田春樹・東京大学名誉教授は、あるインタビューで「従軍慰安婦問題の本質は、慰安所の中で(女性が)本人の意志に反して強いられたというところにある」として、軍や官が慰安婦を強制連行した根拠はないとする右翼の主張は本質から目を背けたものと、語った。これまでも、韓国併合条約そのものが無効と幾度も語ってきた和田名誉教授は、窮地に陥った安倍首相が一歩後退して表明した「河野談話の継承」も、韓国の大統領の前で直接語ってこそ意味があると主張している。
 日本には、国全体が嫌韓に流れても「独島(日本名:竹島)は韓国領」と語る学者がいる。「竹島の日」に反対する団体もある。安重根(アン・ジュングン)を「テロリスト」と見なす雰囲気の中でも、安重根を世界的な「義挙の人」として追悼・尊敬する日本人はかなりいる。政治的にデリケートで自らの政治生命を断ちかねない、靖国神社参拝問題や慰安婦問題をめぐっても、勇敢に意見を表明する政治家がいる。
 こうした人々の発言や態度に接して感じるのは、韓国の知識人の誰かが、あるいは政治家の誰かが、例えば「韓国はいつまで過去史に埋もれていなければならないのか」「慰安婦問題はもうこれくらいにしよう」とメディアで公に主張したら、その人物は果たして韓国で生きていけるだろうか-ということだ。おそらく、メディアや世論の袋だたきに遭って、韓国社会では葬り去られてしまうだろう。
 5000年もの長い歴史を通して、他国を侵犯したことも、他の民族を虐待したこともない韓国人は、謝罪したり過ちを正したりしたことがない。しかし韓国人は果たして、そうした問題に道理と分別、歴史意識と民族意識、真実と原則をもって臨むことができるだろうか-と問われるとためらってしまう。重要な対外問題・民族問題で、国民の一般的感情に反する意見を表明する勇気ある人物が、どの程度いるだろうか。
金大中(キム・デジュン)顧問
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
前のページ 1 | 2 | 3 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
金大中(キム・デジュン)顧問
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
金大中(キム・デジュン)顧問
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
Ads by Google
関連ニュース


ChosunOnline Twitter


THIS IS POSTVIEW
HUMANIC - www.humanic.net
Display Banner
Chosun Onlineについて
서울시 종로구 신문로1가 163 광화문오피시아 2213 | 등록번호 서울아01574 | 발행인ㆍ편집인 심인숙 | 등록일 2011.04.01
Copyright(C) 2011 the Chosun Ilbo & Chosunonline.com
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%