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事件
交通違反でっち上げの元巡査長起訴猶予 秋田地検「実害ない」
2014.3.28 19:40
秋田県警の巡査長の男(26)=減給10分の1、3カ月の懲戒処分を受け依願退職=が秋田臨港署在籍時に交通違反をしていない人に対する点数切符を捏造するなどした事件で、秋田地検は28日、虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いで書類送検された元巡査長を起訴猶予とした。
地検は「許されない犯罪だが、偽造による違反は取り消されて実害がないに等しく、退職して制裁を受けている」と説明している。
元巡査長は、交番勤務だった平成24年1月5日、交通取り締まりの際にメモした秋田市の20代男性の運転免許証情報を基に、この男性をシートベルト装着義務の違反者とする切符を偽造し提出するなどした。
この不祥事をめぐっては、県警が元巡査長が作成した切符のうち点数切符81枚について違反者本人に事実確認しないまま書類送検や処分を決定。公表の際も所属や犯行現場の交番を伏せるなど批判の声が上がっていた。
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