ロシアの天然ガスの代替は見当たらず=ドイツ経済相
[ベルリン 28日 ロイター] -ドイツのガブリエル経済・エネルギー相は、ロシアから輸入している天然ガスの「実用的な代替は見当たらない」として、ウクライナ情勢をめぐってロシアが輸出停止に踏み切る可能性は低いとの見解を示した。
同相はエネルギーフォーラムで「冷戦が最も暗い影を落としたときでさえロシアは契約を履行した」と述べた。ノイエ・オスナブリュッカー・ツァイトゥング紙が報じた。
独エネルギー大手のエーオン(EONGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)やRWE(RWEG.DE: 株価, 企業情報, レポート)は、ロシアの政府系天然ガス大手ガスプロム(GAZP.MM: 株価, 企業情報, レポート)からの輸入に多くを依存している。
ウクライナ危機によりメディアで取りざたされているBASF(BASFn.DE: 株価, 企業情報, レポート)とRWEのロシアとの契約について、同相は「企業の決定で、基本的に問題はない」と述べたという。
© Thomson Reuters 2014 All rights reserved.
プーチン氏が狙う「新世界秩序」
クリミア編入を強行したプーチン大統領。その先には、新たな「東側」ブロックでポスト冷戦構造を組み直す狙いも見え隠れする。
記事の全文 | 特集ページ