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自衛隊にサイバー防衛隊 90人態勢で24時間監視

 防衛省は25日、サイバー攻撃に対処する自衛隊の専門部隊「サイバー防衛隊」を26日に発足させると発表した。陸海空3自衛隊の自衛隊員ら約90人で編成し、東京・市谷の防衛省内に設置する。24時間態勢で、防衛省・自衛隊のネットワークの監視やサイバー攻撃が発生した際の対応を担う。

 政府は、自衛権発動や、発信源にウイルスを送り込むなどの反撃能力保有の可否について検討している。防衛省は「ネットワーク防御のための攻撃手法について研究を進める」としている。

 当面は防衛省・自衛隊のネットワーク防衛が任務だが、政府は他の機関への対応も検討している。

 防衛省によると、サイバー防衛隊は防衛相直轄部隊で、統合幕僚長が指揮監督する。初代隊長には、1等空佐が就く。防衛省のシステムと外部インターネットの接続部分や、陸海空3自衛隊にまたがる部分の監視が主任務。

 従来は3自衛隊の専門部隊が担当していたサイバー空間研究や情報収集の機能を集約し、分析結果を3自衛隊に伝える。3自衛隊の専門部隊は隊内ネットワーク監視を任務として存続させる。

 防衛省は、2月、米国防総省とサイバー攻撃について定期協議の初会合を開催。日米共同での対処能力の向上を進めている。

 防衛省と防衛産業とのサイバー防御についての連携協議会も昨年発足させており、防衛省は自衛隊と密接な防衛産業のサイバー防衛についても検討している。

[ 2014年3月25日 20:57 ]

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