1958年茨城県生まれ。法政大学法学部卒。
日本教育新聞社に入社、教育行政取材班チーフ、「週刊教育資料」編集部長などを経て、1998年よりフリー。現在、「内外教育」(時事通信社)、「月刊高校教育」(学事出版)など教育雑誌を中心に取材・執筆活動中。
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同じ収入の中で、学力差があればそれは親のあり方が、というのもあるのは当然だと思いますが、やはり親が親としてどうありたいか、に経済的な問題というのはかなり大きな影響を及ぼすものだと捉えなければならないのではないでしょうか。公的資金を教育という領域に投入している割合は日本は先進諸国の中でもかなり低いと言われています。つまり、日本では勉強できる環境は個人の努力でどうにかしろ、と言っているわけで、子ども自身ができるわけもなく、親がどれだけ教育にかける資金を持ち、そこに投入すべきと考えているか、なのだと思います。もちろんここにも、親がどう考えるかがまず大きく影響しますが、考えていても先立つものがなけれなければどうにもできませんね。子どもの行事には関わりたい、宿題もみてやりたい、そう思っていても、仕事をしないと、中学までが限界だ、あるいは公立ならば高校も行けるかもしれないがという家庭にとって、それはとても厳しいことだと思います。そして、兄妹も少ない今、必死に働いていて親が不在な自宅は、子ども達のたまり場ともなり、子ども達同士で危険な関係を築いていくことも多々あります。子育て・教育にもう少し重点を置いた国になって欲しい、そのためにはやはり生活基盤が最低限保証される国とそれを運営するヒト(国民全員)作りが大事なのではないでしょうか。
娘が公立トップ校へ通っていました。その時から「年収と学力は比例するの?」と、娘が言うほど、豊かな家庭の子が多かったのです。ですから、このことは当然の結果だと思います。私立の中高一貫校に子どもを通わせるには、年収が多くないと無理でしょう。受験のために塾代が小6で100万円かかるらしいですから。塾に100万円もかけられる家庭は、地方ではそれほど多くないと思います。
親がなぜ高収入なのか・・・。
中卒、高卒、大学卒、大学院卒だと、年収は学歴に比例して多くなります。年収が多いと、つまり親が高学歴だから、当然、教育に関心も高く、家庭の会話も知識の宝庫でしょう。子どもは知らぬ間にいろいろな知識がついていくでしょう。
親が教育に関心があるかないかでも、子どもの学力は大きく違ってくると思います。教育に関心のある親は、教育費をあまり惜しみませんから。何にお金をかけるか。子どもに魚を与えるか、魚の釣り方を教えるかというところでしょう。
それにしても、物価が安くなっても、教育費だけは下がりませんね。
本当は勉強したくても、塾に通えない、通信教育を受けさせてもらえないお子さんもいるのではないかと思います。公立中高一貫校を受検するのにも塾や通信教育が欠かせないのもおかしな話だと思います。公立の一貫校はまず低所得の家庭のお子さんの優先枠を大きく設けて、大学進学まで学校が面倒を見るようにするのが良い策だと思います。所得の高い家庭は良い塾に通う事もできるし、家庭教師や通信教育も併せて利用するなど、様々な教育が受けられますから格差が開くのは目に見えていると思います。
親は、家庭での躾、家庭学習を放棄してはいけないと思います。
お金、政治、学校のせいにしてはいけないのではないでしょうか。
親はしっかり子供と話をし、子供を見ることです。
子供の変化、興味を確実に捉えて対応する。
その繰り返しなのではないかと思います。
学校に対しても、まず学校を最優先にする。
学校行事にはPTAを含め積極的に参加する。
その一つ一つの積み重ね、お金を出すだけでなく、その前に弛まぬ努力が必要なのだと思います。
例えば、お金のかからないところでは教科書の音読だけでもずいぶん違います。数分で済みます。
書き取りでもいいです。毎日やると違います。
それだけで、子供は、ひとつ自信を持ちます。
親が子供に何かをさせないと、子供は楽なほうばかり選びます。
記事を見てドキッとしました。
親は子の鏡・・・子は親の背中を見て育つ・・・
自分が怠け者のクセに子供にばかり勉強を頑張らせるのは、ひどい話なんですね。
子供を伸ばしたいならば、まず、親が相応の環境を作る努力をしなくてはいけないと反省しました。
「うちは塾に通わせるお金がないから勉強ができない」のではなく、「家庭の中が学べる環境にない」事が問題なのだと思います。
経済的に苦しいなら、その分、親が頑張れば良い事・・・テレビのドラマ1本見る時間を減らして、子供と英単語を覚えれば良い訳です。経済的に豊かで、塾にバンバン行かせられる家庭は羨ましいですが、親子で勉強に励んだ時間も、とても貴重なのではないでしょうか?
学校でも、「家庭での学べる環境作り」について、積極的に指導したら良いのではないかと思います。
つまり、親がテレビのワイドショーやバラエティばかり見て、暇があれば携帯でゲームをし、カラオケで遊んでばかりいるような家庭では、いくら「勉強しなさい」と口を酸っぱくして言っても、子どもの学力は伸びっこない、というわけですね。生活態度が学力に直結している例は多々見受けられますので、もっともなことだと思います。子どもが本に親しみ、ニュースや時事問題に興味を持つような家庭環境を整えるのには、本来、お金はそんなにかからないはず。しかし、現実には高学歴で高収入な家庭の方が、そういった環境が自然と整いやすいのでしょう。
経済力=学力、だからお金さえかければ学力は伸びる、という単純なものではないことがよくわかりました。経済力というよりは、「家庭力=学力」、ですね。
教育とは、お金の問題ではなく、子どもを取り巻く大人がいかに真摯に生きているか、ということなのではないかと思う。学力格差が開いているのは、周りの大人が、勉強の楽しさを教えていないからだ。私は、校内暴力が激しい時期に思春期を過ごしたが、その頃の先生は、受験に対する指導もちゃんとやってくれていた。今の公立校は、受験指導は塾に丸投げしている。相次ぐ給与のマイナス改定で、現場からやる気がうせている。教育職の仕事は、行政職と同じ土俵で論じてはいけない。次世代の教育ということを念頭において、教育に力を注がねば、この国の未来はないと思う。
うちの子供の幼なじみの子が、「お金がない」という理由でまだ高校1年なのに退学しました。凄くショックです。彼は学力も中の上、運動も万能、性格も礼儀正しくとてもいい子です。公立高校を落ちてしまい、私立高校に入ったはいいが、毎月の教育費が追いつかなかったようです。彼に聞いたところ、両親がお金のことでもめているのを見るのが嫌だったとか・・・こういったいわゆる普通の子が、学校に行かれない現実。高学力の親は学校行事にも積極的に参加し、読み聞かせもし云々・・
確かにそう思います。高学歴の子の家庭環境を見るとやはり、金銭的な余裕から生まれる親の心のゆとりを感じます。
何のための公立高校なのでしょう?これから公立高校が無償化されるという方向になってきているようですが、そうなると今よりもっと競争率が上がり、塾に行っている子が入りやすくなるということになりはしないのでしょうか?
高学歴だから、高収入職業にもつけるし、頭の出来も遺伝するだろうし、頭のいい親は生活や勉強の効率のいいやり方が分かっているし、子供も自然と学力がつくんだと思います。
塾や通信教育をする以前の問題もおおいにあると思います。
子供の学力が、親の年収に比例するというのは、くやしい話でもあります。親の年収が低いから、やはり、高校への進学も、学力があっても進学校ではなく、就職できる学校へレベルをさげなければならないということもあるでしょう。もう少し、奨学金の枠や基準などが、多様になれば、もっと多くの有能な人材を確保できるのではと思います。
ただ、国で行っている学力テストとは、親の年収とテストの点数を評価するために、行っているものなのか?と疑問に思いました。
確かに、お金をかければ学力もあがるのでしょう。
しかし、大切なのは、勉強したこと(学力)よりは勉強のやり方(学ぶ力)だと思うのです。常々、娘には、「学校での勉強は、勉強の仕方を勉強しているのだ」と言い聞かせています。
親として怖いのは、子どもにお金かけてあげられなかったり、お金をかけて伸びないといったことではなく、お金をかけないと伸びない子になることだと思うのですが。。。
収入は関係ないと思います。私自身そうだったし、まわりの友達も裕福ではなかった気がします。そして、今は私の給料でやりくりする母子家庭ですけど、娘の成績は上の中か下くらいで、運動神経はトップクラス。何も問題はありません。『読み聞かせ』はいい効果があったと思います。それから、2人でドキュメンタリー番組を見て涙しながら語り合ったり、バラエティー番組を見て一緒に笑ったりマネしたり。テレビだって偏らなければ何を見てもいいと思う。ゲームだって、みんなで楽しんで考えながらやればいいと思う。何が大事って、一人の世界に入らないことだと思う。いつも誰かと関わっていたら、勉強が必要だってことも、心が大事だって事も自然とわかっていくと思うから。
間違いなく収入は関係あるでしょう。また学力以上に運動力も収入による格差が激しいと思います。いつだったか忘れましたが、数ヶ月前、新聞記事で「プールで泳げる子はスイミングに幼少期から通っていた子が多く、学校の授業だけでは泳げない」「学校の先生も水泳をうまく教えられない」といった記事を見かけました。
私的意見で恐縮ですが「生まれもって人より知能指数が高く暗記力が高い」とか「両親からの遺伝子上、生まれつき運動能力が高い」ならば「親の収入」による格差はないと思われるのでしょうが、普通以上を望むなら(普通の基準はそれぞれ違いますが)公立の学校の勉強と努力だけでは限界であり、やはり有名な塾・ピアノ・水泳…とかに通わせるしか無いと思います。ウチは共働きで、お金もないし子供を送り迎えする時間も無し…ギリギリの中でやれる事をやってますがね…差が広がるばかりだと思います。
子供に対するお金のかけ方が関係はあると思います。首都圏の田舎に住んでるので公立思考の場所です。
でも、最近はお金があるにしろ無いにしろ親の考え方により変ると思います。
私は、ずばり低学歴の高卒ですが子供は私立中学に入れました。
旦那も専門卒です。
収入は、学歴にしては多いです。
学歴が関係あるなら家の子は私立には入れなかったと思います。
成績も上位の方に食い込んでます。
TVも見るし、漫画も読むのが家の子です。
一概になんでもこれと言うのは無いと思います。
全てが収入に関係あるとは思えません。まずは生まれついての才能みたいな物があると思います。生まれつき勉強に向いてる子、運動に向いてる子個性が色々だと思います。そこからその勉強する環境とか与えるために収入は関係してきますね。あと親がどこまで学力に感心があるとかもあります。あまり収入がなくても、なんとか子供に勉強させてあげたいと考える親の方もいると思います。逆に子供の意思を無視して塾へ通わせ高い学力を身につけさせようとしている親もたくさんいます。子供は本当に勉強したくてやってるの?と疑問です。親が無関心でも子供自体が勉強に貪欲な子もいますし。そういう学びたい子にも平等に機会を与えてあげられるような社会になるといいですね。