世紀の発見がソーシャルメディアによって追いつめられている。理化学研究所が発表したSTAP細胞は、その存在自体すら疑われる状態となった。問題を明らかにしたのは、ブログや掲示板、まとめサイトなどだ。論文の画像流用や研究者の博士論文のコピペを次々と指摘し、科学に対する信頼すら揺るがしている。
■海外匿名サイトが検証
「かっぽう着」「リケジョ」、STAP細胞は科学的な発見以外の部分も含めて大きな注目を集めることになった。当初、ネット上の批判は女性をフォーカスして報道するマスメディアに向いていた。
しかしながら、英科学雑誌ネイチャーのサイトに論文が掲載された直後から、科学者が匿名で議論できるサイトPubPeer(パブピアー)で、疑問を指摘する声が投稿される。これは、カリフォルニア大学デービス校のPaul Knoepfler氏のブログリンクを投稿したもので、「他の研究室でも再現可能か」「人間の細胞でも大丈夫か」など6点が指摘されている。(参考 https://pubpeer.com/publications/24476887)
パブピアーは大学や研究機関のメールアドレスを持つ研究者が参加でき、コメントは匿名になっている。クローンES細胞を作ることに成功したとする論文の間違いを指摘したこともある。
この書き込みに対して、論文の画像の不自然な点や別の論文の再利用があったのではないかなどのコメントが投稿されていく。Paul Knoepfler氏はSTAP細胞の追試情報を集めており、日本の研究者もデータを提供している。(参考 http://www.ipscell.com/stap-new-data/)
パブピアー、リケジョ、STAP細胞、ソーシャルメディア、フェイスブック、若山照彦、スラッシュドット、ツイッター
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