蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【プロ野球】星野監督「みんなで力合わせて」 連覇やったる!2014年3月28日 紙面から
V2ロードの幕が上がる。球団初のリーグ優勝を決めた昨年9月26日以来の西武ドームにも、感傷はない。楽天の星野仙一監督(67)は「そんなことは、もう忘れた」とピシャリ。田中が抜けた今季、新生イヌワシ軍団として走り出す。 「王者」の看板を表に出すことはない。新たな1年。「何も計算していない。珍しい年や」。指揮官が笑う。3年前の就任1年目はソロバンを弾いた。「45勝だったよ。それも、田中で20勝を計算してだぞ」 全員が30歳以下という若い先発陣がそろった今季は、さらに星勘定が難しい。それでも、手応えは感じている。「偉大な男が海の向こうに行った。みんなで力を合わせて、一つになって、という思い、雰囲気が出てきた」。ピンチはチャンス。伸び盛りの若ワシたちに期待を寄せる。 その中で開幕投手には則本を指名した。昨季はパ・リーグでは1958年の杉浦忠(南海)以来の新人開幕投手を務めたが、入団1年目から2年連続は、2リーグ制では3年連続の杉浦、59−60年の伊藤芳明(巨人)に続く3人目の偉業だ。WBCの影響で田中の調整が遅れた昨季とは違う。指揮官も「ある意味では自分で取った本当の開幕投手」とうなずく。自他ともに認める後継エースの最有力候補にシーズン初戦を託した。 昨秋、被災地は歓喜の涙にあふれた。今年も、その思いは変わらない。「自分のことだけ考えていては、壁にぶつかる。誰かのために。そう考えれば、勇気もわいてくるし、頑張れる」。もう一度、東北にチャンピオンフラッグを−。イヌワシ軍団の戦いが始まる。 (井上学) PR情報
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