ベトナム航空 日本行き避ける乗務員も3月27日 22時41分
国営のベトナム航空の客室乗務員が、日本で盗まれた商品をベトナム国内に運んでいた疑いで警視庁に逮捕されたことについて、ベトナム航空で運航管理を担当するファン・スアン・ドゥック副社長は27日、NHKの取材に応じ、今後の警視庁の捜査に全面的に協力するとともに、職員の教育に力を入れて信頼回復に努める考えを示しました。
この中でドゥック副社長は、「客室乗務員がこのような事件を起こしたことは非常に遺憾だ。事実関係が明らかになった時点で厳正に対処する」と述べました。
また、「事件が明るみに出てから、日本行きの便への乗務を避けている職員が複数おり、社内で事情を聴いている。こうした情報についても日本の警察と共有したい」と述べ、今後の警視庁の捜査に全面的に協力する姿勢を示しました。そのうえでドゥック副社長は、2008年にもベトナム航空の副機長が同じ手口の事件で日本で逮捕され、その後、有罪判決を受けたことなどから、現在は日本からベトナムへ向かう便ではパイロットや客室乗務員の荷物の大きさは機内持ち込みが許されるサイズの小型のスーツケースに限っていて、搭乗前に荷物の中身について検査を行っていると説明しました。
それでも事件が再発したことについては、「日本の警察やベトナムの当局とも相談して、ほかにどんな対策を取れるか考えるとともに、職員の教育に力を入れて信頼回復に努めたい」と話していました。
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