石井潤一郎
2014年3月27日23時33分
NHKの2014年度予算に反対した日本維新の会の幹部が、その反対理由をめぐって口論となった。慰安婦問題をめぐる籾井勝人会長の発言を「問題なし」とする党幹部が、執行部の「立ち居振る舞いに問題があった」とする反対理由にかみついた。
維新は今月18日、政調部会でNHK予算に反対することを多数決で決めた。その理由は籾井氏の発言を問題視するものではなく、NHKの番組内容について「番組が偏向報道」「韓国ドラマを流しすぎだ」などと批判するものだった。
一方、党総務会は25日、「籾井会長の言動で受信料の徴収が落ちている」との理由で反対を決定。他の野党と足並みをそろえた。
他の野党と足並みをそろえた執行部の方針に対し、山田宏筆頭副幹事長は衆院本会議での採決を控えた27日の代議士会で「反対理由が、党の考え方と相いれない」と異論を唱えた。
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