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最終更新:2014年3月28日(金) 3時4分

ワタミ 労働環境改善で60店舗閉鎖へ

ワタミ 労働環境改善で60店舗閉鎖へ

 居酒屋チェーンのワタミは、労働環境を改善するため全店舗のおよそ1割にあたる60店舗を、来年度中に閉鎖すると発表しました。

 ワタミによりますと、外部の有識者らから、所定を超える長時間労働や、労働時間を正しく記録しないよう指示されるなど、従業員の労働環境の悪化が指摘されたため、改善策の一環として、来年度中に60店舗を閉鎖するということです。全店舗のおよそ1割を削減し、従業員を近隣の店舗に振り分けて人員不足を解消することで、1人あたりの労働時間の短縮につなげたい考えです。

 また、ワタミでは、2010年に入社して3年以内に離職した社員の数が5割を超えていることから、今回の改善策などを通じ、ことし4月の新入社員の離職率を30%以下に抑えたいとしています。ワタミをめぐっては、正社員の女性が過労によって自殺したとして損害賠償を求める訴えを起こされるなど、労働環境が問題視されていました。(28日00:39)

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