内心ウンザリ？「もういいよ」と思われている結婚式の演出

結婚式の演出に関するアンケートは、意外な結果に…？

こんにちは、小野ほりでいです。

人生の晴れ舞台にして、女性にとっては一種の夢でもあり譲れないポイントが多い結婚式。

あれこれ詰め込みたくなるのも仕方ありませんが、参加する側にとっては何度も目にした結果、見飽きた演出もあるものです。

自己満足を再優先するのも一興ですが、くどい演出をするといくら仲のいい間柄でも嫌な顔をされてしまうかもしれません。

▲一般的な嫌な顔

結婚式に参加する機会の多い人にとって、あまり大きい声では言えない”もういいよ”と思ってしまう演出は、いったいどんなものなのでしょうか？こっそりアンケートを取ってみました。

”もういいよ”と思う演出その１

キャンドルサービス

全員を回るので時間がかかる（33歳女性・デザイナー）
火は偉大であり残酷。火を舐める者には、いずれ罰が下る（36歳男性・公務員）

私たちの”火”に対する畏怖が足りなかったためか挙げられたのがコチラ。燃え上がるのは、新郎新婦の愛だけにとどめたいものですね。

”もういいよ”と思う演出その２

しつこいお色直し

「いくらうわべだけ着飾っても、中身は変わらないのに」（25歳女性・アパレル関係）
「先日、姉の結婚式で80０回のお色直しがあり、360回目で祖父が臨終した」（26歳男性・広告業）

同じく筆頭に挙がったのが、あまりにも多すぎる”お色直し”。招待客を退屈させないためにも、お色直しは200回以内にとどめたほうがいいかも？

”もういいよ”と思う演出その３

スモーク

「寒い」（26歳女性・アパレル関係）
「帰りに人数が減った」（36歳男性・事務職）

基礎代謝が下がるアラサー男女からの声が多かったのが、この「スモーク」。幻想的な雰囲気を演出するうえで欠かせないアイテムですが、「一度きりの結婚式、せっかくだからドライアイス５トン分は焚きたい」などと奮発すると、かえってよくないようです。

”もういいよ”と思う演出その４

新郎が通称「死の崖」から海に飛びおり、浮いてきたら婚姻成立

「ほぼ浮いてこない」（26歳女性・販売業）
「私の村では、男性が多いときの2割まで減りました」（30歳女性・牛飼い）

意外にも多かったのがコチラ。荒れ狂う海に飛び込んで宝石を持ち帰る「真珠拾いの儀」。せっかく結婚式までこぎ着けても、そこで男性が海へ還ってしまうと女性陣に不評でした。
「自分の世代でもやってきたし、若い奴にもやらせないとなんとなく損」という体育会系的な連鎖を断ち切るべきかもしれません。

”もういいよ”と思う演出その５

スモーク

「寒い」（２６歳女性・アパレル関係）

なんと、一度挙げられた「スモーク」がここでもう一度ランクイン。ふつうアンケートで同じ項目が二度登場することはほとんどありませんから、余程”もういい”と思われているのかもしれません。

”もういいよ”と思う演出その７

命からがらの脱出

「意味があるのか」（36歳男性・加工業）
「チャペルを大事にしてほしい」（26歳女性・自営業）

老若男女問わず疑問の声が上がったのがコチラ。結婚式の最後にはチャペルが爆発し、参加者が命からがら脱出するという定番の演出がありますが、言われてみればなぜなのでしょうか？　ハリウッド映画と同じように、「何かが爆発しないと終われない」という強迫観念があるのかもしれません。

以上のように、結婚式で比較的”定番”と思われていた演出ほど目にする機会が多く、内心「もういい…」と思われる傾向が高いと考えるのがよさそうです。

さて、これまで「もういいよ」と思われている演出ばかりご紹介しましたが、逆に何度見ても”いいな”と思う演出は何なのでしょうか？　こちらも同時にアンケートを取ってみました。

何度見ても”いいな”と思う演出第一位は…？

スモーク

「気持よくなってきた」（26歳女性・アパレル関係）
「お母さん」（36歳男性・事務職）

なんと、最も”もういいよ”と思われていた定番の演出が、同時に”何度見てもいいと思う”でも１位に。結局、マンネリ化していてもシンプルなものがよろこばれるということでしょうか？

ゲストがよろこぶ結婚式にしたいなら

人生に一度きりの（人によっては違いますが）結婚式。列席者に気をつかうなら、過度な演出よりも目や舌を楽しませる料理パフォーマンスに重きを置くのがベストかもしれませんね。

▼余興がなくても大丈夫！おいしくて盛り上がる料理パフォーマンスはいかが？

アンケートにご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
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【小野ほりでい　プロフィール】
がんばってイラストも描くライター。平日毎日更新のWebマガジン「オモコロ」で活動休止中。「オモトピア」や「Yahoo！検索ガイド」、「トゥギャッチ」でもデタラメな記事を連載しています。