こちら、左がおすまし・右がお味噌汁の詰め合わせです。
見た目は完全に「もなか」ですが、製造元「不室屋」は金沢のお麩屋さん。もなかの皮はお麩(ふやき)でできていて、その中に具が入っています。
右側、お味噌汁には別袋のお味噌のぶん厚みがあります。
季節限定のおすまし「ひとひら」、つくってみましょう。
別袋の昆布だし粉末をお椀に入れて、ふやきの中央を軽く押して穴を開け、これもお椀へ。
お湯を注いでかき混ぜると、ふやきの穴からどんどん具が出てきます。
割る前のシンプルな見た目と、具が出てきたときの鮮やかさとのギャップが目を楽しませてくれます。
できあがり。
お椀内の右上、桜の花も一輪入っていました。春ですね~。
そしてふやきを口に含むと、こうばしい香りと、とろけたもちもちの食感に驚くはず。皮だった部分がメインの具材にもなるという面白さがあります。
お値段は1個200円前後で、お店では1個単位から贈答用の詰め合わせまでバリエーションあり。
老舗なので包装がシブく、改まった場や目上の相手に対しても浮きません。その割には意外と若者にも喜ばれるので、ストライクゾーンが相当広い贈り物なのではないかなーと感じています。確かにレトルト並みの手間でできるおすましやお味噌汁って、家にあると嬉しいですね。
また私の本籍が石川県にあるので、ここ数年は石川県産のおくりもの候補を着々と心のリストに加えています。
出身地や本籍地、赴任地など、ご縁のある土地のものを知っていると話の種になりますし、自分の定番として何度も使える心強い手札になります。
不室屋の店舗は金沢市内のほか、東名阪の百貨店などに。公式サイトでは物産展への出店日程も確認できます。オンラインでも購入可能。