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駐日独大使 「ロシアとの対話継続を」
3月27日 20時54分

ドイツの新しい駐日大使に着任したフォンウェアテルン氏が都内で会見し、ロシアによるウクライナ南部のクリミアの編入について強く非難しながらも、対話のルートを残すことも重要だと述べ、ロシアと対話を通じた解決を模索することが必要との考えを示しました。

今月10日に着任したドイツのハンスカール・フォンウェアテルン駐日大使は27日、都内で着任の記者会見を行いました。
この中で、ロシアがウクライナ南部のクリミアを編入したことについて、「国際法に違反する行為で受け入れられない」と非難したうえで、「ウクライナに対する日本の経済支援を歓迎する。今後も緊密に連携していきたい」と述べました。
フォンウェアテルン大使は、ヨーロッパは冷戦終結後、最悪の危機に直面しているとして、ロシアに対する制裁は必要だとしながらも、「対話のルートを残しておくことも重要」と述べ、ロシアと経済的な結びつきの強いドイツとして、対話を通じた解決を模索したい考えを示しました。
さらにフォンウェアテルン大使は、ドイツが天然ガスや石油の多くをロシアに依存していることに関連して、「外国に依存しないエネルギーの安全供給について取り組まなければならない」と述べ、再生可能エネルギーの推進や省エネに向けた取り組みをさらに加速させる考えを示しました。

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