阪神電気鉄道と阪急電鉄は26日、阪神百貨店梅田本店(大阪市)が入居する大阪神ビルと隣接する新阪急ビル(同)の建て替え概要を発表した。今秋に取り壊しを始める東側を2018年春に先行開業し、全面開業時期を22年春と1年前倒しする。投資には約900億円をかける。
両社は13年に建て替え計画を発表し、施工業者の竹中工務店などと具体的な工事概要を詰めてきた。新ビルは地下3階、地上38階建てで総延べ床面積は約25万7千平方メートル。百貨店を中心に全体の約3割が18年春に開業し、営業を継続しながら22年春の全面開業を目指す。
阪神百貨店は地下2階から地上9階の低層部分に入る。延べ床面積は約10万平方メートルで現在の百貨店の面積とほぼ同じになる。
オフィスは北側の高層部分(地上11階から38階)を占める。延べ床面積は約14万平方メートル。1フロア当たりの面積は約4500平方メートルで西日本で最大級となる。会議室や駐車場、屋上広場なども整備する。
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