「毒親(どくおや)」という言葉が、じわりと浸透している。過剰な支配や虐待、依存など子どもにとって「害悪」となるような行動を繰り返す親のことを指す造語だ。子ども時代のつらい体験を口にする人も増えている。

■「甘えること許されず」「母に閉じ込められた」

 2月中旬、名古屋市中区の雑居ビルの一室。テーブルを20~50代の女性5人が囲んだ。

 子ども時代の親の存在について語り始めた。

 「激高した母親に物置によく閉じ込められた」「子どもらしく甘えることは許されなかった」「『あなたのため』と言われたけど、その干渉は支配でしかなかった」