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5都県で過去最大の放射線量 健康影響なし
文科省が全国で計測した放射線量のデータによると、福島第一原子力発電所の影響で14日夕方から15日朝までに関東の1都4県で過去最大の放射線量を観測したことが明らかになった。ただし、健康への影響は全くないという。
文科省が全国47都道府県に設置した放射線観測装置のデータを集計したところ、装置が被災してデータの取れない茨城県を除いた栃木、埼玉、千葉、東京、神奈川の1都4県で観測開始以来、平常値としては最大の放射線量を観測したことがわかった。また、15日午前7時台には茨城・東海村の原子力開発研究機構に設置された観測装置でも、放射線量が5マイクロシーベルトを超えたとの通報があった。いずれの放射線量も人体に影響を及ぼすレベルでは全くないという。
また、文科省は15日、モニタリングカーと呼ばれる観測装置を積載した車6台を福島県に派遣し、午後5時過ぎから避難区域を中心に放射線量の計測を行っている。
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