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- 2014年03月26日 14:16
日米韓首脳会談でクネさんが仏頂面をしていた理由
クネ大統領、オバマ大統領、そして安倍総理の3人が一堂に会しています。なんとも収まりの悪い光景です。
そもそも安倍総理とオバマ大統領の関係でさえそれほど良好なものとは思えないのに、その二人に、さらに、安倍総理と仲の悪いクネ大統領が加わっている訳ですから。
ああ、何度見ても不自然な組み合わせ。ただ、不自然ではあるものの、3者の表情には微妙な違いがあるのです。
オバマ大統領は、まあ、ここは俺の顔を立てて、日韓の関係はそれほど悪くないということを世界に向かって証明してくれ、といわんばかり。
それに対して、我が国の安倍総理は、オバマ大統領の期待どおりに愛想を振りまく、と。
私、ハングル語で安倍総理がクネ大統領に話しかけるとは思いませんでした。
やっぱりこの人は政治家なのです。政治家だから何でも言える、と。
その一方で、クネ大統領は全然冴えない表情。一刻も早くこの場から立ち去りたいといわんばかり。
どうも解せません。そこまで日本のことが嫌いなのでしょうか? そして、そこまで安倍総理のことが嫌いなのでしょうか?
でも、クネ大統領も政治家。そして、政治家というものは、本音と建前の使い分け位できないでは政治家とは言えないのです。だとしたら、何故クネ大統領はもう少し愛想よく振る舞うことができなかったのか?
考えられることは幾つかあります。
第一は、安倍総理が心底嫌いだという可能性。
しかし、幾ら嫌いだといっても、政治家であり大人であるのですから、もう少し愛想よくできた筈。だとすれば、安倍総理が嫌いだから無愛想に振る舞ったという可能性は小さいとみなければいけません。
では、何故ずっと無愛想に振る舞ったのか?
第二の理由は、無愛想に振る舞うように彼女が期待されていたという可能性。
そうなのです。もし、彼女が安倍総理とにこやかに握手でもしようものなら、韓国内で彼女に対してブーイングが起こり、大統領の座から引きずり降ろされかねないので、彼女は無愛想に振る舞うしかなかったということが考えられるのです。
他に考えられる理由はないのでしょうか?
第三の理由は、韓国の味方をしてくれる筈のアメリカが日本に対して気を使っている、つまり、日米の関係が回復しつつある姿を見て嫉妬している可能性です。
いいでしょうか? そもそも最近の韓国の日本に対する接し方を見ていると、日本との関係を改善しようという意思は殆ど感じられません。幾らアメリカが日本との関係改善に努めるべきだと言っても、聴く耳は持たないのです。
はっきりといいましょう。クネさんは、オバマ大統領が、韓国と日本の喧嘩に仲裁に入ってきたのが気に入らないのです。クネさんの言い分は、悪いのは全て日本であって、そして、その日本が自分の非を認めないのだから、仲直りなどないというものなのです。だから、仮に安倍総理が土下座でもして謝るのであれば別ですが、何にもなかったかのように安倍総理が自分に話しかけることを受け入れることなどできないのです。
つまり、全く日本と仲良くする気がない、と。そして、幾ら日本との仲が険悪になっても、自分が愛するアメリカが韓国のことを思っていてくれるのであれば、もうそれ以上は望まないと思っていたのです。
それなのに、ここに来てアメリカは、自分の考えを理解せず、日本とまた仲良くしろと言う。だから、クネさんは納得が行かないのです。
では、その一方で、どうして安倍総理は機嫌が良く見えたのでしょう? そして、どうしてオバマ大統領はあまり親しさを示していなかった安倍総理に対して、日本と韓国の仲を取り持つようなことをしたのでしょう?
今、アメリカや欧州にとっての最大の外交問題はロシアに対しどのような態度で臨むかということです。つまり、ロシアが軍事介入までしてクリミアを併合してしまった訳ですが、それに対して、欧米プラス日本のG7はどう対応すべきか、と。
つまり、今、国際情勢は大変緊迫した状態にあるのです。そのようなときに、米国は韓国の愚痴など聞く余裕はないのです。慰安婦の問題や靖国神社参拝の問題があるかもしれないが‥そのような話は、また落ち着いたときにでもしてくれ、と。
いつもは優しく韓国の告げ口を聞いてくれていたアメリカが少し冷たくなったのです。そのことだけでも大変さびしい、と。
一方、アメリカとしてはロシアに対しG7として一致団結して臨むために、どうしても日本の協力が不可欠であるのです。何も日本にいいアイデアを期待している訳ではないものの、G7としての決議には、異議を述べずに賛同をして欲しい、と。プラス、ウクライナに対する金融支援に関しても、日本として最大限の協力をして欲しい、と。
このブログで既に説明したとおり、ウクライナというのは、世界の債権者に向かって借金の一部棒引きをお願いしているような国なのです。とても全部は返えせないので、元本をカットしてもらえないかと。そのような国に対して、果たしてどんな国が新たにお金を融資してもいいというでしょうか?
欧州は、相当規模の資金支援をするではないかと言いますが、欧州には立派な計算が成り立っているのです。ウクライナを欧州側に取り込むことによって、ロシアとの防波堤になってくれるという計算です。
その一方で、日本にとって、ウクライナを支援することは何のメリットがあるのでしょうか?
将来ウクライナのべっぴんさんたちが日本を訪れ、日本の観光業を支援してくれるとでも言うのでしょうか?
そんなバナナ!
それにも拘らず、安倍総理は何にも言わずに、ポンと1500億円の資金協力をしてもいいと言う。
オバマ大統領は、初めて安倍総理が役に立つ男だと思ったのではないでしょうか。
つまり、ここに来て、オバマ大統領と安倍総理の間で少しだけ信頼関係が築かれた感がなきにしもあらずなのです。
クネさんは、そのことも癪にさわっているのかもしれません。
クネさんが仏頂面をしていたのは、そのような理由があったからなのです。
そもそも安倍総理とオバマ大統領の関係でさえそれほど良好なものとは思えないのに、その二人に、さらに、安倍総理と仲の悪いクネ大統領が加わっている訳ですから。
ああ、何度見ても不自然な組み合わせ。ただ、不自然ではあるものの、3者の表情には微妙な違いがあるのです。
オバマ大統領は、まあ、ここは俺の顔を立てて、日韓の関係はそれほど悪くないということを世界に向かって証明してくれ、といわんばかり。
それに対して、我が国の安倍総理は、オバマ大統領の期待どおりに愛想を振りまく、と。
私、ハングル語で安倍総理がクネ大統領に話しかけるとは思いませんでした。
やっぱりこの人は政治家なのです。政治家だから何でも言える、と。
その一方で、クネ大統領は全然冴えない表情。一刻も早くこの場から立ち去りたいといわんばかり。
どうも解せません。そこまで日本のことが嫌いなのでしょうか? そして、そこまで安倍総理のことが嫌いなのでしょうか?
でも、クネ大統領も政治家。そして、政治家というものは、本音と建前の使い分け位できないでは政治家とは言えないのです。だとしたら、何故クネ大統領はもう少し愛想よく振る舞うことができなかったのか?
考えられることは幾つかあります。
第一は、安倍総理が心底嫌いだという可能性。
しかし、幾ら嫌いだといっても、政治家であり大人であるのですから、もう少し愛想よくできた筈。だとすれば、安倍総理が嫌いだから無愛想に振る舞ったという可能性は小さいとみなければいけません。
では、何故ずっと無愛想に振る舞ったのか?
第二の理由は、無愛想に振る舞うように彼女が期待されていたという可能性。
そうなのです。もし、彼女が安倍総理とにこやかに握手でもしようものなら、韓国内で彼女に対してブーイングが起こり、大統領の座から引きずり降ろされかねないので、彼女は無愛想に振る舞うしかなかったということが考えられるのです。
他に考えられる理由はないのでしょうか?
第三の理由は、韓国の味方をしてくれる筈のアメリカが日本に対して気を使っている、つまり、日米の関係が回復しつつある姿を見て嫉妬している可能性です。
いいでしょうか? そもそも最近の韓国の日本に対する接し方を見ていると、日本との関係を改善しようという意思は殆ど感じられません。幾らアメリカが日本との関係改善に努めるべきだと言っても、聴く耳は持たないのです。
はっきりといいましょう。クネさんは、オバマ大統領が、韓国と日本の喧嘩に仲裁に入ってきたのが気に入らないのです。クネさんの言い分は、悪いのは全て日本であって、そして、その日本が自分の非を認めないのだから、仲直りなどないというものなのです。だから、仮に安倍総理が土下座でもして謝るのであれば別ですが、何にもなかったかのように安倍総理が自分に話しかけることを受け入れることなどできないのです。
つまり、全く日本と仲良くする気がない、と。そして、幾ら日本との仲が険悪になっても、自分が愛するアメリカが韓国のことを思っていてくれるのであれば、もうそれ以上は望まないと思っていたのです。
それなのに、ここに来てアメリカは、自分の考えを理解せず、日本とまた仲良くしろと言う。だから、クネさんは納得が行かないのです。
では、その一方で、どうして安倍総理は機嫌が良く見えたのでしょう? そして、どうしてオバマ大統領はあまり親しさを示していなかった安倍総理に対して、日本と韓国の仲を取り持つようなことをしたのでしょう?
今、アメリカや欧州にとっての最大の外交問題はロシアに対しどのような態度で臨むかということです。つまり、ロシアが軍事介入までしてクリミアを併合してしまった訳ですが、それに対して、欧米プラス日本のG7はどう対応すべきか、と。
つまり、今、国際情勢は大変緊迫した状態にあるのです。そのようなときに、米国は韓国の愚痴など聞く余裕はないのです。慰安婦の問題や靖国神社参拝の問題があるかもしれないが‥そのような話は、また落ち着いたときにでもしてくれ、と。
いつもは優しく韓国の告げ口を聞いてくれていたアメリカが少し冷たくなったのです。そのことだけでも大変さびしい、と。
一方、アメリカとしてはロシアに対しG7として一致団結して臨むために、どうしても日本の協力が不可欠であるのです。何も日本にいいアイデアを期待している訳ではないものの、G7としての決議には、異議を述べずに賛同をして欲しい、と。プラス、ウクライナに対する金融支援に関しても、日本として最大限の協力をして欲しい、と。
このブログで既に説明したとおり、ウクライナというのは、世界の債権者に向かって借金の一部棒引きをお願いしているような国なのです。とても全部は返えせないので、元本をカットしてもらえないかと。そのような国に対して、果たしてどんな国が新たにお金を融資してもいいというでしょうか?
欧州は、相当規模の資金支援をするではないかと言いますが、欧州には立派な計算が成り立っているのです。ウクライナを欧州側に取り込むことによって、ロシアとの防波堤になってくれるという計算です。
その一方で、日本にとって、ウクライナを支援することは何のメリットがあるのでしょうか?
将来ウクライナのべっぴんさんたちが日本を訪れ、日本の観光業を支援してくれるとでも言うのでしょうか?
そんなバナナ!
それにも拘らず、安倍総理は何にも言わずに、ポンと1500億円の資金協力をしてもいいと言う。
オバマ大統領は、初めて安倍総理が役に立つ男だと思ったのではないでしょうか。
つまり、ここに来て、オバマ大統領と安倍総理の間で少しだけ信頼関係が築かれた感がなきにしもあらずなのです。
クネさんは、そのことも癪にさわっているのかもしれません。
クネさんが仏頂面をしていたのは、そのような理由があったからなのです。
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