山本智之
2014年3月26日18時22分
国土地理院は26日、日本の主な山岳1003のうち、48の山について標高を1メートル高く、39の山を1メートル低く改定すると発表した。人工衛星を使った精密な測量データなどを反映した結果、標高の数値を見直すことになったという。
標高が高くなる山は、北海道の羅臼岳(1660メートル→1661メートル)、静岡県の天城山・万三郎岳(1405メートル→1406メートル)、宮崎県の霧島山・高千穂峰(1573メートル→1574メートル)、徳島県・高知県の三嶺(1893メートル→1894メートル)、愛媛県・高知県の瓶ケ森(1896メートル→1897メートル)など。
低くなるのは、福島県の安達太良山・鉄山(1710メートル→1709メートル)、神奈川県・静岡県の箱根山・金時山(1213メートル→1212メートル)、岡山県・兵庫県の後山(1345メートル→1344メートル)など。
国土地理院は2002年以降、主要な山の標高の見直し作業を随時進めてきたが、一度に80を超す山について改定を行うのは異例という。改定は4月1日付。「日本の山岳標高一覧――1003山」としてホームページ(http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MOUNTAIN/mountain.html)で公表する予定だ。(山本智之)
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