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米韓 「発射台の移動段階から把握」
3月26日 18時56分

北朝鮮が26日未明、日本海に向けて「ノドン」とみられる弾道ミサイル2発を発射したことについて、米韓の軍事当局者は今回、使われたとみられる移動式の発射台を移動の段階から把握したうえで、イージス艦や地上のレーダーで発射を捉えていたことを明らかにしました。

韓国国防省によりますと、北朝鮮は26日未明、2回にわたりピョンヤンから北におよそ40キロ離れたスクチョンの辺りから「ノドン」と見られる弾道ミサイルを発射し、およそ650キロ飛行して日本海に落下しました。
今回のミサイルは移動式の発射台から発射されたとみられていますが、米韓の軍事当局者はNHKの取材に対し、発射台が移動している段階から把握し監視を続けていたことを明らかにしました。
また、別の当局者はこの情報を基に韓国軍が監視を強め、日本海に展開していたイージス艦と地上の早期警戒レーダーがミサイル発射を捉えていたことを明らかにしました。
北朝鮮は2006年と2009年にも「ノドン」を発射しましたが、いずれも東海岸のミサイル基地から発射されています。
西海岸に近い地域から、移動式の発射台を使って発射されるのは、いずれも今回が初めてで、韓国国防省の報道官は北朝鮮が奇襲能力を誇示するためにこうした発射を行ったとの見方を示しています。
これについて、韓国軍の当局者は「今回、一連の動きを捕捉できており、発射への対応は適切にできた」と話しています。

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