眞子さま:「結婚は遅すぎず早すぎず」 大学卒業に当たっての回答全文
2014年03月26日
秋篠宮家の長女眞子さま(22)が26日、国際基督教大学(東京都三鷹市)の卒業式に出席した。卒業に当たり、宮内記者会からの質問に宮内庁を通じて文書で回答した。全文は以下の通り。
眞子内親王殿下の国際基督教大学御卒業に当たり宮内記者会質問とご回答
問1 大学卒業を迎えての感想をお聞かせください。国際基督教大学で学ばれたことや英国エディンバラ大学への短期留学などについて、最も印象深かった出来事やエピソードを交えてお聞かせください。
(ご回答)
大学生活が過ぎるのは本当にあっという間でございました。国際基督教大学ではさまざまな分野の科目を履修しつつ、最終的にどの分野を専攻するかを決めることが可能です。そのシステムのお陰で今まであまり触れることがなかった学問も楽しむことができ、その上で自分が最も興味を持つ分野を決めることができました。このように学際的な環境に身を置いて学習できたことは、非常に恵まれたことであったと感謝しております。
第3学年の折には、英国のエディンバラ大学へ短期留学する機会も頂きました。国際基督教大学とはまた違った環境で、英語で生活し英語で学習する経験ができ、また、普段の環境を離れることで自分の考え方を見直す良い機会にもなったと思っております。留学先でいろいろな方と知り合い、交流を深めることができたのもうれしいことでした。
大学生活4年間を振り返って見ますと、勉学のみでなく、友人や先生方をはじめ、人間関係に恵まれたことがあげられます。さまざまな考えを持つ方々と交流しながら学生生活を送ることができましたことは大変良い経験であったのと同時に、素晴らしい思い出となりました。このことに大変感謝しております。また学習意欲の高い方が多い大学でしたが、それと同時に笑いと楽しい会話にもあふれた日々でした。
学生生活の締めくくりといたしましては、卒業論文を執筆したことがあげられます。指導教授の方が大変熱心に指導してくださり、自分の興味のある事柄についてまとめることができました。自分自身、完全に満足しているとは申し上げられませんが、その時点でできるだけのことをしたつもりです。
先に記しましたようにあっという間に過ぎた学生生活ではありましたが、周りの方のお陰で楽しく充実した日々を過ごせたと思っております。何より、存分に楽しむことのできた、一生の思い出となる4年間になりました。