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うーさーのその日暮らし

No.2043
ということで、1月から放送していた第二期『うーさーのその日暮らし 覚醒編』が無事に最終回を迎え終了しました。ご覧いただき、ありがとうございました。
 
冒頭に、「いつも何もしていないでしょ」というりんの台詞があって、つまり、りんやれんはうーさーが自分たちや地球を守ってずっと戦ってきたことを全く知らないし、うーさーも最後までそのことを告げずに去って行く訳です。意外とクールだぜ、うーさー。
 
12話の構成と脚本は全体の中でも一番最初に作ったので、それを見てもらってryoさんに『ちょっと出かけてきます』を描き下ろしてもらい、その上で本編も曲に合わせて作られています。
 
『NEW ORDER』も覚醒編のために作っていただいたスペシャルな楽曲ですが、最終回については内容的な部分もあって、ryoさんの曲と、やっぱりTiaちゃんの歌声で終わりにしたいな、と思いました。
 
二期のこういう作りは、一期のアフレコの時に、ある台詞に対して宮野さんに「うーさーはこの場面でこういうことを言わない気がする」と指摘されて考えました。
 
ぼくが書いた台詞だったので、言わないということはないんだけど、もともとあったぼくの中でのうーさー観と、役を演じていく上で宮野さんが作ったうーさー 観には若干違いがあったようで、宮野さんの中では「9割どうかと思うけど、1割は秘めた何かを持っている」ようなイメージっぽく(ぼくの中では99%ゴ ミ)、それはそれでアニメのキャラクターとしては正しいんだろうなーと。
 
そんな宮野さんの中の1割のイメージが『NEW ORDER』の「とっくにもう 目覚めてしまった衝動」という歌詞に繋がり、それを受けて「全てをひっくり返すボタン」をうーさーが12話で押す訳です。 12話を見た後で聞くと、『NEW ORDER』も少し違った印象に聞こえる気がします。
 
そんな感じに、二期には最終回に繋がる色んな複線が散りばめてあるので、Blu-rayな どで見返していただければ。Blu-rayが売れたら売れたで三期やれとか言われそうでスゲーイヤだし、売れなきゃ売れないで責任を問われて若干人生に危 険が迫るので詰んだというか非常に悩ましいところなので、そこそこ売れる、という微妙な感じにしていただけると一番ありがたいです。
 
うーさーのアニメはこれで終わりになりますが、りん・れん・みほ・ゆうの女の子4人をモチーフにしたアナザーストーリー的なライトノベルである『ウサギツキ双魔鏡』の展開も始まっていたりするので、そちらもよろしくお願いします。
 
ぼく自身も、現在進行形で次やその次の作品を作ったりしつつ、その辺のものをまた皆さんにお見せできる日が来るように、そこそこ頑張っていきたいと思っております。
 
うーさー、ありがとう。そして、さようなら。
 

※ライトノベル『ウサギツキ双魔鏡』発売中
※受注生産のBlu-ray初回限定版『プレミアムセット』予約受付中(4/16まで)
各種うーさーグッズ 、発売中
※ニコニコ動画でTVアニメ『うーさーのその日暮らし 覚醒編』が公開中
※ 『うーさーのその日暮らし 2巻』も発売中。