モーグル上村愛子 全日本最後に現役引退へ

3月26日 4時12分

スキー女子モーグルで、オリンピックに５大会連続で出場したベテランの上村愛子選手が、２７日から始まる全日本選手権を最後に現役を引退することになりました。

複数の関係者によりますと、上村選手は先月のソチオリンピックを競技生活の集大成と位置づけて臨み、大会後は去就について明言を避けていましたが、２７日と２８日、地元の長野県白馬村で開かれる全日本選手権を最後に現役を引退する意向を固めたということです。
３４歳の上村選手は、世界トップクラスの高い技術を持ち味に、オリンピックには１９９８年長野大会から５大会連続で出場しました。
順位は長野大会の７位から６位、５位、４位と１つずつ上げ、初のメダルを狙ったソチ大会は４位にとどまり、メダルには届きませんでした。
一方、オリンピック以外では２００９年世界選手権の２種目で優勝、ワールドカップでも個人総合優勝が１回と際だった強さを見せました。
上村選手は、近く、正式に現役からの引退を表明することにしています。