行の新規作成
→ サンプルソース( Sample_05_01.java )
行を新規作成してシートに追加するには、XSSFSheetクラスのcreateRowメソ
ッドを使用します。
記述
XSSFWorkbook wb = new Workbook( );
XSSFSheet sheet = wb.createSheet( "sheet01" );
XSSFRow row1 = sheet.createRow( 2 );
引数には作成したい行番号を設定します。メソッドを呼び出す順番に縛りはなく
3行目を作成した後に1行目を作成するといったことも可能です。
記述
XSSFRow row1 = sheet.createRow( 2 );
XSSFRow row2 = sheet.createRow( 0 );
行の読み込み
→ サンプルソース( Sample_05_02.java )
行の読み込みを行うには、XSSFSheetクラスのgetRowメソッドを使用します。
記述
InputStream in = new FileInputStream( "sampleRead.xlsx" );
XSSFWorkbook wb = ( XSSFWorkbook ) WorkbookFactory.create( in );
XSSFSheet sheet = wb.getSheet( "sheet01" );
XSSFRow row = sheet.getRow( 0 );
引数には取得したい行番号を設定します。ただし取得できるのは同じ行内のセル
に値が設定されている行に限ります。値の設定されているセルが同じ行内に1つ
もない行は、その存在がないものとして認識されるためです。
行の移動
→ サンプルソース( Sample_05_03.java )
行の移動を行うには、XSSFSheetクラスのメソッドshiftRowsメソッドを使用し
ます。
記述
InputStream in = new FileInputStream( "sampleRead.xlsx" );
XSSFWorkbook wb = ( XSSFWorkbook ) WorkbookFactory.create( in );
XSSFSheet sheet = wb.getSheet( "sheet01" );
sheet.shiftRows( 1, 3, 2 );
引数は3つで、開始行、終了行、移動行数となっています。1つ目と2つ目の引
数で移動させる行を範囲指定し、3つ目の引数でどれだけ移動させるかを指定し
ます。引数が正の値ならば下方向、負の値ならば上方向に行を移動させます。上
記のサンプルならば2〜4行が4〜6行に移動することになります。
行の削除
→ サンプルソース( Sample_05_04.java )
行を削除するには、XSSFSheetクラスのremoveRowメソッドを使用します。
記述
InputStream in = new FileInputStream( "sampleRead.xlsx" );
XSSFWorkbook wb = ( XSSFWorkbook ) WorkbookFactory.create( in );
XSSFSheet sheet = wb.getSheet("sheet01");
sheet.removeRow( 0 );
引数には削除する行の行番号を設定します。
XSSFWorkbook wb = new Workbook( );
XSSFSheet sheet = wb.createSheet( "sheet01" );
XSSFRow row = sheet.createRow( 0 );
row.setHeightInPoints( 22.5f );
引数にはfloat型で高さを設定します。また、−1を設定するとデフォルトの高さ
が設定されます。