この項目では新規作成からセルに値を設定し、保存をするまでの流れを説明しま
す。まずは新規作成からJavaクラス、オプションでMain関数を選択します。
次にワークブックを作成します。
ワークブックはExcelファイルそのものと同義です。
記述
XSSFWorkbookに赤い下線が現れ、XSSFWorkbookがインポートされていない
とエラーが表示されますが無視してシートの作成を記述します。
記述
途中Eclipseの機能によって使用する関数が候補としてリストに表示されます。リ
ストから使用したい関数を選択するとその関数がコードに記述されて必要なjarフ
ァイルがインポートされます。
上の図はXSSFWorkbookがインポートされた様子です。
シートの次はセルの作成と行きたいところですが、残念ながらPOIでは「○行の
○列目」というような縦横両方を同時に設定はできません。まずは縦方向の行番
号から設定していきます。
XSSFRow row = sheet.createRow( 1 );
行番号が決まったら次は列番号です。これでひとマス、ひとマスが特定できるよ
うになりました。早速一番左上のマスを作成してみましょう。
作成したセルに値を入れてみましょう。ここでは文字列でtestと設定しています。
cell.setCellValue( "test" );
せっかく作成したワークブックも保存しなければ、データは消えてしまいます。
適当な場所にExcelファイルとして保存してみましょう。
以下では省略していますが、ファイル入出力が絡んでいるのでtry-catch、もし
くはthrowの設定が必要です。
記述
FileOutputStream out = null;
out = new FileOutputStream("sample_02_01.xlsx");
wb.write(out);
以上が新規作成から、セルに値を設定して保存するまでの流れとなります。なお
作成したサンプルを実行してみると、プロジェクト内にxlsxが作成されているの
が確認できます。