蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事
【芸能・社会】吉高由里子 共通点は空想癖 NHK連続テレビ小説「花子とアン」2014年3月26日 紙面から
31日から始まるNHK連続テレビ小説「花子とアン」で、ヒロイン花子を演じる吉高由里子(25)。文学少女のバイブル「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子さんの波乱の生涯を演じる。「緊張するけどワクワクする」と女優としての挑戦に胸を弾ませる吉高が、“朝の顔”になる覚悟やヒロインへの共感を語ってくれた。 山梨の貧しい農家に生まれ、東京の女学校で英語を学び、激動の明治、大正、昭和を夢を信じて生きた「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子(1893−1968年)。賢く強い、凛(りん)とした新たなヒロインが誕生する。 「好奇心旺盛で、いろんな想像の翼を広げて物事に触れている女の子。大人になっても変わらず、のびのびしている人だなって感じました」 吉高は主人公・花子(安東はな、後に村岡花子)についてこう語る。吉高本人のイメージにも重なり、本人いわく共通点は「空想癖」だとか。 「花子さんもそうですが、今話していることと全然違うことを考えてる時がある。取材を受けてても、質問の答えにたどりつくより『この人、結婚してるんだ。家でもこういう話し方なのかな』とか質問する人が気になっちゃって、あれ、何だっけ?って」 オーディションで選ばれた新人と違い、既に数々のドラマ、映画で実績を残しているが、それでも朝ドラは特別だ。「私よりもマネジャーが50倍喜んで、タイトルバックに私の名前が出た瞬間、号泣したって言ってました」。普段あまり仕事に触れない家族の反応も大きく、「やっぱり朝ドラって響き方が違う」としみじみ話す。 吉高の持つ朝ドラのイメージは「フレッシュ」だという。「私で大丈夫?」と不安もあったが、「第1週目の映像を見ると、和装の自分がすごく朝ドラっぽくてホッとした。実感なさすぎて、くすぐったかった」と照れくさそう。 役作りは日常生活にも及んだ。左利きのため、今まで役も左利きで通してきたが、今回初めて右利きに直した。箸も右手で訓練。「思うように動かせないから食べるのを諦めたので、いいダイエットになりました」と笑わせた。 自由な言動で“天然”ともいわれるが、役に向き合うと「怖いですよ。苦しんだり、もがいたりすることも多い」とか。「仮に(内容や視聴率などが)バッシングされても耐えて、気持ちを強く『花子とアン』を最後まで愛することを貫きたい。過保護すぎるくらい愛して、見る方の日常に寄り添いたい」と、のめり込んでいる。 「でも、もう次の朝ドラ(今秋スタート『マッサン』)の話、されてるし。こっちまだ始まってないのに! 時は無情にも先に進むなって…」。つい本音を付け足しちゃうところが彼女の魅力でもある。 【ストーリー】 明治26(1893)年、山梨・甲府の小作農家に生まれた花子は、父の強い勧めで東京の女学校に10歳で編入。英文学に親しみ、生涯の友を得て、卒業後は故郷で教師になるが、書いた本が出版されたのを機に上京し、出版社で働く。やがて妻帯者の男性との苦しい恋を成就させ、結婚。関東大震災、戦争を乗り越え、翻訳家として読者に夢と希望を届ける。吉高は3週目から本格的に登場。原作は村岡花子さんの孫・村岡恵理さん「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」、脚本は「ドクターX」などの中園ミホさん。 <吉高由里子(よしたか・ゆりこ)> 1988(昭和63)年7月22日生まれ、東京都出身。2006年、映画「紀子の食卓」でデビューし、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。08年「蛇にピアス」で映画初主演。ドラマでは「東京DOGS」でヒロイン、「美丘−君がいた日々」で主演を務めた。NHKドラマは08年「篤姫」以来。 PR情報
おすすめサイトads by adingo
|