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【大リーグ】

松坂、最後の登板も好投 先発5番手争いは25日決着へ

2014年3月26日 紙面から

◇オープン戦 メッツ5−3カージナルス

 ラストチャンスで猛アピールした。メッツの松坂大輔投手(33)は24日、フロリダ州ポートセントルーシーでのカージナルス戦で6イニング0/3を3安打1失点。先発5番手の座をかけた最後の登板で、きっちり結果を出した。

 7回、先頭打者にカーブがすっぽ抜けて死球を与えたところで88球。予定の90球にほぼ達した。交代を告げるコリンズ監督からねぎらわれた松坂は、2度うなずいた。「しっかりした形を出す最後のチャンス。自分ができることはやった」。共同電などによれば、松坂は充実感を漂わせて語った。

 「球自体は最悪だった」と4四死球。だが、2、3回は走者を一、二塁に置いて併殺で切り抜けるなど昨季のリーグ王者に適時打を許さず、「悪い中でも思ったように打ち取れた。自分の中で手応えを感じられた」と納得の表情だった。

 先発5番手争いは、今春の防御率2・89の新鋭メヒアとの一騎打ちだ。契約により、松坂に開幕メジャーかどうかが告知される期限は25日。コリンズ監督はぎりぎりまで首脳陣で話し合う意向を明かしたが、現時点では松坂が濃厚だ。

 メヒアは故障がちで、昨季も右肘痛で登板は5試合のみ。球団地元紙NYデイリーニューズ(電子版)によれば、指揮官は「メヒアに先発を任せても、長いイニングを投げられるのか。松坂には豊富な経験がある」と語った。また、メヒアは5月までにメジャー昇格すれば来オフに年俸調停権が発生し、年俸が飛躍的にアップする。そのため、メ軍がとりあえず5月までメジャーで松坂の様子を見ることも考えられる。人事は尽くした。あとは天命を待つだけだ。

 

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