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日展 「書」以外の部門で審査不正なし
3月26日 12時49分

国内最大の公募美術展「日展」の「書」の一部の部門で入選者の数を有力会派ごとに事前に割り振っていたと指摘されていた問題で、調査に当たった第三者委員会は、「書」以外の部門では、過去5年間、「不正があったとは認められない」とする報告書をまとめました。

「日展」では「書」の一部門、「てん刻」の審査で、平成21年に審査員が会派のバランスに配慮して、会派別の入選者数を配分する不公正な審査があったと指摘され、調査に当たった第三者委員会が去年12月、「事前配分があったと評価しうる」と結論づけました。これを受け「日展」は、新たな第三者委員会を設置し、「書」以外の「日本画」や「洋画」、「工芸」などすべての部門でも不公正な審査がなかったか、過去5年間にさかのぼって調査し、その結果を26日に公表しました。
それによりますと、審査員経験者などへの聞き取りを行った結果、「書」以外の部門では「不正があったとは認められない」と結論づけています。
そのうえで、今後、審査の公正性を保つためにすべての部門で外部の審査員を招くなど、審査体制を改善すべきだとしています。
日展では、「報告書の内容を真摯(しんし)に受け止め日展の改革を実行していきたい」としています。

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