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2014-03-26

僕的本屋さんの歩き方〜本屋巡りは楽しい〜

■この記事は

個人的な本屋さんの歩き方を残した記事です。
本屋さんの梯子は楽しいです。


■はじめに

本屋さんが好きです。
ECサイトを利用して購入するより圧倒的にリアル書店に足を運んで買う事が多い僕。
でも、好きな本屋さんが無くなっている現状が悲しい。
という事で(?)、個人的な本屋さんの歩き方を。

ネット書店

ネット書店は、大量かつ買う物が決まっている時は超絶便利です。
例えば去年「キン肉マン」のJC復刊版を全巻購入したりしました。
「漫画全巻ドットコム」さんなどを利用すれば1クリックで購入出来ちゃいますので、大変便利です。
重い思いをせずに、自宅まで運んでくれますからね。
場合によっては送料もゼロに出来て、ポイントが付く事もある。
近隣書店に売ってない書籍を購入できる可能性もあって、「滅多に利用はしないけれど、必要な存在」であります。

でもこれだけ。
情緒が無いんですよね。
「本を探している」「買い物してる感」が無い。
あまりにも簡単に購入出来てしまうから、逆につまらないというか。
やっぱり僕はリアル書店の方が好きです。

そんなリアル書店ですが、一口に言っても色々ですよね。
ここでは店舗規模から3種類に場合分けして個人的な好きな点を書いていきます。

尚、あくまでも僕の観測範囲内の本屋さんのお話であって、全てではありません。
ご了承下さい。

■小規模書店

町の個人経営のお店に多い形態。
1分もあれば店内をぐるり一周できちゃう位に狭小なお店。

この規模のお店は、売場面積・陳列面積も当然小さいので「世間で本当に読まれているヒット作」を探すには手っ取り早いかなと。
流行の本を読んでみたい。
大ヒットしてる作品に触れたい。
てっとり早くそういう作品を見つけられると思います。

調べてみますと、こういう小さな本屋さんには配本がされない事も珍しくないらしいですね(汗
トーハンとか日販とか栗田書店とか太洋社とか。
出版取次が契約してる書店に入荷する冊数を調整してる(書店側から希望を出す事も出来る)ようですが、「売上」・「返本率」・「書店規模」等から判断されるようで、故にゼロとなってしまう事もあるとか。
商品を入荷出来ないというのは、どうにかできないモノなんですかね…。
近所の小さな本屋さんでも、発売日当日に買いに行っても売ってない事があります。
そういう場合の何割かは、入荷数がゼロだったのかもしれません。

こういう事情があるという事は、逆に言えば「小さな書店で平積みされている本」がある場合。
その本は、世間的に本当に売れているという1つの指標に使えるのではないでしょうか。

また、僕はまだ経験ないですが、お店のご主人と仲良くなれると楽しいかもですね。
優先的に取り置きしてもらえたり、業界の話(一書店員が知り得る裏事情があるかどうかすら不明ですが)を聞けたり。
こういうのは、個人経営店ならではの楽しみ方かなと。

■中規模書店

チェーン展開している書店に多い形態…かな?
中小企業が経営している書店とかも主にココに含まれる…というイメージ。

この規模の書店は、限りあるスペースでユニークな売場を作っている事が多い印象があります。
僕の家の近所の本屋さんの場合。
手書きのPOPを多用して、"自分達が売りたい本"をプッシュしています。
うちは横浜なので、横浜を舞台にした小説を特集していたり。

特にコミックフロアは力入れてますね。
発泡スチロールを削って、とある漫画のキャラクターの胸像を作ってました。
手作り感満載で、見た目は決して良くは無い。
けれど、愛情があるというか。
客を楽しませるんだ・本を売るんだという本屋さんの本気が見えて来て、実際楽しくなるんですよね。
このお店では店員さんが推しているタイトルも多く、僕は「ナナマル サンバツ」と出会えました。
まだ1巻発売直後。
自作POPで猛プッシュされていて、つい「あ。これは面白そう」と惹かれ購入。
未だに続刊を買い続けているので、良い出会いに間違いない。
相性の良い店員さんが見つかると、グッと足を運ぶ回数も増えますよね。

そうそう。
ポイントカードを導入する本屋さんが増えてきました。
カード作っても利用しない事もあって、個人的にはまだまだ馴染めてないですけれど。

■大規模書店

3フロア以上あるお店。
2フロア以下でも、1フロアがやたら広い店舗。
中規模とのしっかりした差別化が出来てませんが、パッと見「デカい店」と思える本屋さんがこの括り。

自作POPは当たり前だし、書店員イチオシコーナーとかもある。
中規模との一番の違いは、やはり「持て余している売場」でしょうか。

多くの場合、書棚では棚差陳列が一般的です。
五十音順レーベル順、順不同。
タイトル毎に1巻から最新刊まで基本1冊ずつ背表紙が見える形で陳列されています。
毎日毎日新刊が何十点と出版されているんです。
こういう陳列方法を取らないと、売場に並びきらない。
いや、現実問題それでも全然足りないという本屋さんの方が多数な気もしますが。

大型書店では、これはちょっと違います。
至る所で、面陳列(表紙が見える形で棚に置く陳列法)を見かけます。
通常表紙が見えるように置かれる平積みと併せ、中型書店以下の何倍もの書籍の表紙を見る事が出来るんです。
これ、とっても大きい。
知らない作品に出会う確率が格段に上がるんですよね。

表紙が見える事ってやっぱり大事だな〜と最近痛感してます。
「ゆめくり」(公式サイト)もその1つ。
とある大型書店で面陳列されていて、初めて知ったタイトルでした。
ひと目で表紙に惹かれました。
殆ど表紙買いといっても過言では無い。
つい最近では「まりかゼヴン」も同じく面陳列で知った作品。

大型書店は、その豊富な書籍点数を広大な売場を駆使して贅沢に陳列してるので、知らない作品に出会う確率が物凄く高い。
その分店舗数が少ないので、足を延ばさないと行けないんですけれどね。

■専門書店

このブログでは、やっぱり漫画専門書店を取り上げないとですね。
ただ、本当に少ないのが悲しい。
有隣堂コミック王国」(横浜駅)とか「COMICS JUNKUDO」(なんば駅)とか「まんが王」(八王子駅)とか。
秋葉原に行けば「K BOOKS」とかありますね。
全国的には「アニメイト」等のアニメショップも入れてもいいかもしれません。
そうそう。
ヨドバシカメラ コミックフロア」も忘れてはいけませんね。
店舗規模は大小様々で、一概には言えません。

さて。
専門書店の良い所は、「通常の大規模書店にも売ってない商品を売ってる可能性が高い点」でしょうか。
大規模書店だからといって、世の中に出回っている全ての書籍が売ってる訳では無いです。
当たり前ですけれど。
勿論専門書店にも同じことが言えるんですけれど、細かい品揃えでいえば、専門書店の方が良い気がします。

実例を挙げれば、ラノベのとあるシリーズ。(作品名は控えます)
現在も続刊中なのですが、大型書店では最新刊しか置いていませんでした。
物凄く不思議だったんです。
完結したシリーズならいざ知らず、未だ現役のシリーズを何で置いてないのか…と。
嘗てアニメ化も果たした作品なのに。
正直ラノベはコミック以上に入れ替わりが早いという実感がありましたが、ここまでとは…。
一般書店のラノベ部門はアニメ放送中作品など「現在の売れ筋」を中心に置いている印象が強いので、仕方ないのかもしれません。
で、折角購入しに行ったのでガッカリしたんですが、後日横浜の「アニメイト」にて全巻置いているのを確認出来ました。
繰り返すようですが、この逆パターンも当然あります。

まあ専門書店はウインドウショッピングするだけでも楽しいものです。

■まとめ

「COMICS JUNKUDO」を増やして欲しいです。
町田店。好きだった〜。
アニメイト」等アニメショップの梯子も出来て、毎月のように行ってました。
津田沼店。かなり遠かったけれど、それでも半年に1度くらいのペースで行ってました。
無くなったのがショックでした。
なんば店行くには、完全に旅行になってしまいますw
流石に無理です。
関東に…出来れば神奈川東京千葉のどこかに作って欲しいな〜。

っと。個人的なわがままはこの辺にして。
休日に書店の梯子をするという趣味。なかなか理解されません。
「本屋なんてどこでも一緒じゃん」
「どこで買ったって良いでしょ」
理解してくれない人達は声を揃えます。

いやいや、全然違うから。
1店1店、その店ならではの特徴があって、そういうのを楽しんでるのよと。
本を買う事そのものよりも、そこまでの過程を愉しむ。
知らない町の知らない本屋さんに行って雰囲気を味わう。
お馴染みの本屋さんで、ブラブラしながら本を探す。

ネットでは検索しないと本に出会えません。
リアル書店は、足を動かすだけで、知らない本の多くに触れる事が出来ます。
じっくりと時間を掛けて本屋さんを楽しむ。
僕の趣味の一つ。

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