大村知事 貝毒の検査強化へ03月24日 12時29分
先週、愛知県の三河湾でとれたアサリに、毒性を持つ貝毒が発生し、出荷の自主規制が行われていることを受けて、大村知事は、アサリの検査を当面、毎週行うことにするとともに、調査地点を増やすなど、検査体制を強化することを明らかにしました。
3月19日、愛知県の蒲郡市から田原市にかけての三河湾でとれたアサリに、出荷規制の基準値の、1.7倍の量にあたる、まひ性の貝毒が検出され、県は、地元の2つの漁協などに出荷の自主規制を要請したほか、この地域で潮干狩りをしないよう注意を呼びかけています。
こうした中、愛知県の大村知事は、24日の記者会見で、これまで月2回だったアサリの検査を、当面、毎週行うことにするほか、検査用のアサリの採取地点を、これまでより3か所増やして9か所とするなど、検査体制を強化することを明らかにしました。
大村知事は「この海域で、アサリ漁業はまだ行われておらず、現在、流通しているアサリに問題はない。
水温が上がれば、貝毒の原因となるプランクトンも減っていくので、3月、4月にピークを迎える潮干狩りを安心して楽しんでもらえるようきめ細かく検査をしていきたい」と述べました。