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米 NSA個人情報の大量収集停止へ3月26日 5時53分
アメリカのオバマ大統領は、NSA=国家安全保障局が市民の携帯電話の通話記録など大量の個人情報を集めて保存していた問題について、今後は個別の案件ごとに裁判所の許可を得て個人情報を収集するよう定める改革案をまとめる方針です。
アメリカでは、NSA=国家安全保障局が国内で市民の電話の通話記録など大量の個人情報を集めて、長期にわたって保存していることが明らかになり強い反発が出たことを受けて、オバマ政権は情報機関による個人情報の収集方法について見直しを進めています。
これについて、オバマ大統領は、25日、訪問先のオランダでの記者会見で、今後、NSAは、大量の個人情報の収集と保存を行わず、個別の案件ごとに裁判所の許可を得て、個人情報を集めることになると説明しました。
そのうえでオバマ大統領は「この方法なら、テロの脅威にも対抗できるうえ、国民の懸念も解消できると確信している」と述べ、テロ対策と国民のプライバシーの保護の両立が可能だと強調しました。
アメリカのメディアは、NSAは、一定期間、通話記録が保存されている民間の通信会社から裁判所の許可を基に通話記録などの提供を受けることになると伝えています。
オバマ大統領は、こうした対策を改革案としてまとめ、近く発表する方針です。
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