キャンペーンシナリオ攻略ページ vol.5

太平洋の覇者 日本海軍



あらすじ:
 1941年に入り、主に中国大陸を巡る日本とアメリカの対立は妥協不可避なレベルに達しつつあった。アメリカは日本に対し、関係改善のための条件を記した「ハル・ノート」を提示するが、そこに記されていた条件は当時の日本にとって到底受け入れ難いものであった。戦争の季節が始まろうとしていた。



基本的な方針:
 日本が他の3国、米英独と違うところが1点あります。それは、

 レーダーがない

 ことです。序盤はレーダーに似ていても性能においておおきく劣る「空襲観測陣地」を使って敵を発見しなければなりません。後半になると「電索」という名前のレーダーが登場しますが、性能・設置可能個数において敵軍を大幅に下回ります。これは、効率的な迎撃ができないということを意味しています。このため、日本軍の戦略はとにかく

 攻撃一辺倒

 とならざるを得ません。レーダーが無ければ敵を発見する事が難しい、見つけてもすぐに味方施設に入り込まれる、爆撃されるというのであれば的確な迎撃など夢物語です。

 幸い、日本には優秀な戦闘機「零戦二一型」があります。そこそこ使える「一式陸攻」もあります。序盤はこの二機種を使って攻撃を行い、積極的に敵の息の根を止めにいきましょう。そしてこの間に、さらに使える機体の開発を行うのです。零戦は強力ですが、いつまでも強力ではありません。それは一式陸攻も同じです。

 戦闘機はいろんな種類がありますが、自分としては、開発が簡単でそこそこ強力、機体耐久力も高い「疾風甲」を薦めます。もちろん、他の機体がいい、という人はそれを開発すればいいでしょう。爆撃機については、できれば「連山」、確実にいきたいのであれば「富嶽」「キ−91」の開発を薦めます。「富嶽」と聞いて、そんな馬鹿なと思う人もいらっしゃると思いますがそこはゲーム、それほど苦労せずに開発できます。

 このキャンペーン、先で苦しむ前にどれだけ準備ができるか、それが大事ですよ。



開発・生産すべき兵器

【三菱 零戦二一型】
 まさに日本にとっての「神様 仏様 零戦様」。とてつもなく長い航続距離は爆撃隊のお供にぴったり。それなりに強力な武装と高い運動性は昼間の防空に役立ってくれるでしょう。何にでも使える万能戦闘機ですが、機体耐久力が弱いので結構損害が出ます。代わりの機体を用意しておきたいところです。ただ、工場はまず開発に使わなければならないのでそこが苦しいところ。何とかやりくりしてください。

【三菱 一式陸攻】
 低空爆撃、爆撃双方に仕える万能の爆撃機です。後継機が出来るまでこれで頑張らなければなりません。ただ、これは本格的に工場を割り当てて生産するものではないと思います。キャンペーン開始時に割り当てられた資材で生産、あとは、予備機が足りなくなりそうだったらちょびちょび生産、そういうふうにするのがいいですね。とにかく序盤の工場は開発に使わなければならないのですから。
 後半になれば、まず攻撃力不足・速力の不足に悩むでしょう。後継機の開発は忘れずに。

【中島 連山】
 高空攻撃が可能な爆撃機です。爆弾搭載量こそ2トンと少ないですが、高速力と高空攻撃可能の特性はそれを補って余りあるといえるでしょう。ゲーム後半の主力爆撃機としては、是非これぐらいのものを用意しておきたいところです。

【中島 富嶽】
 空軍大戦略に存在する一種の「ルール違反」です。30機・昼間で敵施設の上空に侵入すれば、「如何なる目標・如何なる練度」であっても目標を一撃のもとに壊滅させます。これの実戦配備が成功すればゲームの難易度は暴落します。最初の一撃で壊せるだけの敵飛行場を壊せばいいのですから。


 1st stage 「八紘一宇」

 開始:1941年11月23日
 終了:1941年12月 7日  (14日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
フライングタイガース 戦闘機6部隊
爆撃機2部隊
建物被害 100%
部隊被害 100%
大日本帝国軍 <自軍>
24部隊配置可
ターン終了
建物被害 90%
部隊被害 60%
英国大陸派遣軍 戦闘機14部隊
爆撃機10部隊
同盟国の敗北
建物被害 50%
都市・製油所壊滅
部隊被害 50%
帝国陸軍航空隊 戦闘機12部隊
爆撃機8部隊
同盟国の敗北
建物被害 100%
部隊被害 40%


 最初のステージです。配置可能な24部隊をどういう構成にするかが最初の問題。爆撃隊は8部隊は用意したいところですが、護衛機をつけて、そのぶん防空隊を削り、爆撃隊の燃料・爆撃機に割り当てる資材等諸々の事情を考えると戦闘機20部隊、爆撃機4部隊が適当ではないかと思います。以降の攻略はこれを前提に進めます。

 基本的に、緑軍を撃破した後青軍を攻撃、というやり方は爆撃隊の能力からして間に合いません。ここは即刻青軍を叩くのが上策といえるでしょう。ただしかし、間にはアモイ(手前の青軍飛行場、そのさらに台湾寄りにある緑軍の拠点のこと)だの香港だの緑軍の拠点が立ちはだかっています。というわけで、アモイから飛行場・レーダー等を潰しつつマップ左下の青軍拠点まで進みましょう。アモイ、香港、青軍の拠点を潰すぐらいなら間に合います。そして、それらの拠点を潰すころには練度もじゅうぶん上がっていることでしょう。青軍の3つの飛行場全部を壊滅できれば勝利です。

 開発ですが、台湾にある工場のうち、大工場2つと工場1つを割り振れば九六式陸攻を開発できます。優秀な爆撃機はあとあと必要になってくるので、今、開発しておくのは非常に重要です。この攻略では可及的速やかな富嶽の開発を目指しますので、ここで九六式陸攻を開発するのは必要不可欠です。この場合、大工場が2つ余ります。ここは零戦を生産しておき、予備機を少しでも増やすことを考えるべきです。結構零戦は墜ちるんですよ。予備機がないと後で苦しみます。1つの大工場は他の期待の開発に回すといいですね。私は疾風甲を開発するので、ここで鐘馗を開発する事にしました。みなさんはどうしますか?


 2nd stage 「ニイタカヤマノボレ一二〇八」

 開始:1941年12月 8日
 終了:1941年12月18日  (10日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
西太平洋方面軍 戦闘機16部隊
爆撃機12部隊
建物被害 50%
部隊被害 40%
大日本帝国軍 <自軍>
24部隊配置可
ターン終了
建物被害 90%
都市・製油所壊滅
部隊被害 50%
英国大陸派遣軍 戦闘機18部隊
爆撃機6部隊
同盟国の敗北
建物被害 40%
部隊被害 40%


 太平洋戦争が勃発し、最初のステージはフィリピン攻めです。しかし、大陸の英軍も未だ健在で二正面作戦を強いられます。もっとも、米軍が敗退すれば英軍も自然と敗退しますから、厳密には二正面作戦とは言わないんでしょうけどね。

 最初の米英軍の攻撃は激しいです。英軍のハンプデン・スターリング・ハリファックス・マンチェスターが台湾西方より攻撃を仕掛け、それに台湾南方からの米軍の攻撃があります。B−25は怖くありませんが、エアラコブラを護衛に引き連れてくるB-17Eは厄介どころの話しではありません。練度が低くてもかなり損害を受けます。できれば爆撃前に追い返すか全滅させたいところです。

 しかし、米英軍双方とも、攻撃の勢いは急激にしぼみます。理由は、予備機が少ないからです。補充が無いから攻撃の勢いが保持できないのです。昼間ちゃんと守れば、一日目の夜から攻勢はしぼんでしまいます。

 では肝心の一日目昼、どこを守ればいいでしょうか?経験から言えば、台湾南端の出っ張り部分、そして台湾最西部の大工場、この2点に防衛命令で零戦を集めるのが適切です。特に大工場は米英軍双方から狙える位置にあるため、間断なく爆撃機がやってきます。戦闘機を集中しておけば大戦果を挙げられるでしょう。大工場なんて破壊されたら今後の機体開発・生産に大きな打撃です。なにがなんでも守り抜きましょう。

 機体開発ですが、このマップで全ての工場に「深山」を指定し、どの工場も破壊されなければ深山がロールアウトします!(期間は11日とあるけど、何故かマップ開始時に1日引かれてしまう)。次のマップは期間が大変長いので開発には持ってこいです。ここで連山を開発したいので是非深山まで開発しておきましょう。


 3rd stage 「其わざの なりよき所を」

 開始:1942年3月31日
 終了:1942年5月 7日  (37日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
西太平洋方面軍 戦闘機32部隊
爆撃機8部隊
建物被害 50%
都市・製油所壊滅
部隊被害 45%
大日本帝国軍 <自軍>
32部隊配置可
ターン終了
建物被害 60%
部隊被害 40%


 フィリピン北部(ルソン島)を自軍が、それより南を米軍が支配しているという構図です。37日も時間があるので、味方施設の防御体制さえしっかりしていれば、そう難しくはありません。戦闘機隊・爆撃機隊の練度上げに利用するのもいいかもしれません。

 米軍の編成は戦闘機32に対し爆撃機8とかなりいびつです。また、爆撃機もA−20ハボック、B−25ミッチェル、B−26マローダが中心で、B−17はわずかしか居ません(おそらく2部隊?)。このため、じゅうぶんな数の戦闘機を防御に回せば簡単に守れるでしょう。前線はいずれも南方の工場地帯になるでしょう。

 戦闘機部隊の数は32部隊と、結構多いように思えますが、飛行場の数が多く、守備する地域も広いため、戦力は分散してそれほど強力ではありません。各個撃破して練度上昇を狙いましょう。陣地・施設をしらみつぶしに爆撃すれば、陸攻隊の練度もかなり上がるのではないかと思います。

 さて、このマップは工場の数も比較的多いうえに、期間が37日とキャンペーンでも1、2を争う長さです。つまり、このマップでは開発がかなり進むということになります。開発したい機体はここで開発しておくのがよいでしょう。また、大量生産したい機体を実際に生産するのもこのマップが適当ですね。深山まで開発しておけば、ここで連山を開発するのはたやすいことです。連山があれば以後のマップ攻略はかなり楽になることでしょう。


 4th stage 「長きと かたよる心」

 開始:1942年5月11日
 終了:1942年5月31日  (20日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
南太平洋方面軍 戦闘機17部隊
爆撃機7部隊
建物被害 70%
部隊被害 40%
大日本帝国軍 <自軍>
32部隊配置可
ターン終了
建物被害 50%
大工場・工場・製油所壊滅
部隊被害 50%
英国豪州駐留軍 戦闘機19部隊
爆撃機5部隊
同盟国の敗北
建物被害 40%
部隊被害 30%
帝国陸軍航空隊 戦闘機6部隊
爆撃機2部隊
同盟国の敗北
建物被害 50%
部隊被害 40%


 史実の太平洋戦争においても分水嶺となったニューギニア戦線のマップです。自軍はニューブリテン島を本拠地としてニューギニアに陣取った米英連合軍の駆逐を狙います。前進拠点としてニューギニア島ラエに自軍の基地があります。米軍は、ポートモレスビー(マップ中央部の青軍施設)に拠点、マップ左上のマダン・ウェワクに本拠地があります。英軍はマップ左側にまんべんなく施設を持ち、オーストラリア最北部・ヨーク岬半島に根拠地があります。

 敵の爆撃は、主に英軍(と米軍のサポート)がラエを攻撃、米軍がニューブリテン島を攻撃してきます。ラエに対する攻撃は敵の数が多いうえに、味方の飛行場がラエ近くに少ないため防御はかなり難しいです。偽装飛行のためか、ボーファイターまで飛んでくるのでさらに厄介です。足りないと思ったらニューブリテン島西部にある飛行場から戦闘機を呼び寄せるぐらいのことをしたほうがいいかもしれません。それに、ラエからちょっと離れると英軍のスピットらが迎撃に飛んでくるので迎撃も慎重に行わなければならないでしょう。

 ニューブリテン島に対する米軍の攻撃は、ニューブリテン島西部から爆撃隊が侵入し、攻撃するという形になります。このため、ニューブリテン島最西部の大工場あたりに戦闘機を集結させると、かなり守りやすくなります。それでもこの工場を保持できるかはあやしいところなのですが…

 ラエに対する米英の圧力はかなりのものです。これを手っ取り早く減じるには「英軍を敗退させる」のが一番です。英軍の敗北条件は部隊被害が30%とハードルが低いので、ポートモレスビー以東の飛行場を潰し、ラエに来た敵爆撃部隊に対し大打撃を与えれば敗退に追い込むことができるでしょう。これさえできれば主導権はもうこっちのもの、米軍の拠点をひとつずつ潰していけば期せずして勝利はこちらのものです。

 あと、展開する陸軍部隊ですが、かれらは大変練度が高いです。重宝します。


 5th stage 「ならいに背く事におゐては」

 開始:1942年7月 7日
 終了:1942年7月21日  (14日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
南太平洋方面軍 戦闘機30部隊
爆撃機10部隊
ターン終了
建物被害 40%
部隊被害 50%
大日本帝国軍 <自軍>
40部隊配置可
建物被害 60%
工場・製油所壊滅
部隊被害 50%
英国豪州駐留軍 戦闘機31部隊
爆撃機5部隊
同盟国の敗北
建物被害 40%
部隊被害 50%
帝国陸軍航空隊 戦闘機6部隊
爆撃機2部隊
同盟国の敗北
建物被害 100%
部隊被害 100%


 めずらしくこちらが守勢に回るマップです。14日間耐え忍ぶというと簡単そうにも思えますが、ここらへんから米英軍の戦力はかなり充実してきます。油断はなりません。

 配置は前のマップとほとんど変わりません。確かに細かいところは違いますが、基本方針はほぼ同じとみていいでしょう。ただ、敵の爆撃兵力は相当充実しています。重爆B−24、ランカスターが本格的に実戦投入され、爆撃隊・戦闘機隊ともに2〜6の練度を持つようになりました。これによるプレッシャーは相当なものです。まともに迎撃する場合、まずラエは持ちこたえられません。ニューブリテン島も厳しい戦いを強いられるでしょう。

 これに対する特効薬は一つ、「爆撃される前に敵爆撃機の駐留する飛行場を潰す」しかありません。今まで爆撃機の開発に大半の工場を割り振っていれば、このマップから富嶽の投入が可能になっているはずです。これを使ってマップ左上端にある米軍の3つの飛行場を潰すのです。どうやら、ここに爆撃隊が集中的に配備されているようなので。

 英軍の飛行場はどこか分かりません(ヨーク岬半島あるいはその上にある島あたりか?)。ただ、英軍は爆撃隊がそれほど多くないので米軍を先に潰すほうが効率的です。

 米軍の戦闘機は相変わらずエアラコブラ・ウォーホークが主力ですが(練度は高いので注意!)、これらを壊滅させるとかわりにF4Uコルセア、F4Fワイルドキャットが登場することがあります。どちらも強力な戦闘機なので注意しましょう。まだ、性能差は練度で補えますが、もうそろそろ代替機が欲しいところですね。


 6th stage 「虎は千里をゆき 千里を帰る」

 開始:1942年8月 7日
 終了:1942年8月24日  (17日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
南太平洋方面軍 戦闘機23部隊
爆撃機17部隊
建物被害 70%
製油所・港の壊滅
部隊被害 50%
大日本帝国軍 <自軍>
28部隊配置可
ターン終了
建物被害 60%
大工場・工場・港壊滅
部隊被害 40%
空母機動部隊 戦闘機 8部隊
爆撃機 4部隊
同盟国の敗北
建物被害 100%
部隊被害 100%
帝国陸軍航空隊 戦闘機16部隊 同盟国の敗北
建物被害 100%
部隊被害 100%


 いよいよここから敗北ルートに入ります。途中、逆転のチャンスが1つだけありますがそこ以外は奈落の底へまっしぐらです。

 青軍の拠点はマップ左側中央部、そしてマップ右下・右側です。緑軍は右上に拠点があります。友軍の陸軍部隊はソロモン諸島のニューブリテン島寄りに拠点を置いています。自軍はニューブリテン島絶対防衛体制です。

 敵の攻撃ですが、一番激しい右側からの青・緑軍の攻撃はちょうど良く黄軍がブロックしてくれます。これは大変ありがたいですね。陸軍の場合、戦闘機の数が多いため青・緑軍に押し負けることはあまりありません。ただ、製油所を持っていないので、燃料のストックが無くなったら即敗退です。頼りにしていたら突然いなくなるということがあるので注意しましょう。

 赤軍本拠地への爆撃は主に青軍が担当します。エアラコブラ・ライトニングGに護衛されたB-26、B-25、B-17E、B-24あたりが飛んできます。練度は戦闘機・爆撃機ともかなりばらつきがあり、練度0,1があればと思うと練度6の猛者もいます。もし、手動迎撃に慣れているのであれば、高練度の部隊を狙い撃ちにするべきでしょう。

 このマップは比較的余裕があります。これも全て陸軍のおかげでしょう。ただし、ここから先は進むも地獄退くも地獄です。戦闘機の生産・開発が余裕を持って行えるのはここが最後と考えるべきです。


 7th stage 「ゆきあたる ほどの心」

 開始:1942年11月14日
 終了:1942年12月 1日  (18日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
南太平洋方面軍 戦闘機32部隊
爆撃機12部隊
建物被害 40%
大工場・工場の壊滅
部隊被害 40%
大日本帝国軍 <自軍>
32部隊配置可
ターン終了
建物被害 50%
大工場・工場・港壊滅
部隊被害 60%
空母機動部隊 戦闘機12部隊
爆撃機 8部隊
同盟国の敗北
建物被害 100%
部隊被害 100%


 ガダルカナルで再戦です。前のマップと違うのは、前のマップでは大変ありがたい「盾」であった陸軍航空隊がいなくなってしまっていること、そのぶん米軍(青)の勢力が弱くなっていること、緑軍(空母機動部隊)の戦力が大幅にアップし、ニューブリテン島のすぐ近くに来ていること、というところです。

 前のマップからそうですが、敵軍の質は相当上昇しています。すでに味方部隊の練度を上回っている部隊も多数存在するはずです。練度で戦闘機の質を補う(高い練度の零戦部隊で敵の新鋭機とやりあうといったような)ことはほぼ不可能になっていると思います。新型機は充分揃いましたか?

 敵はいつものとおり最初から猛爆撃をかけてきます。しかし、その大半がB-25・B-26なので量の割に威力は大したことがありません。ただ、青軍は練度6のB-17Fを投入してくるのでこれは注意。なんとしても爆撃される前に叩き落したいところです。B-17を全滅させて練度を下げてしまうとマップの難易度は一気に低くなります。もちろん、余裕があればB-25ら中型爆撃機も残らず屠っておきたいもの。

 勝利条件ですが、ここは部隊被害による青軍の敗退、これを狙うのがよさそうです。青軍の飛行場は孤立しているものが多く(マップ左側2つの飛行場、ガダルカナル島南の飛行場等)、比較的楽に狙えるものが多いです。ただ、戦闘機のカバーをつけることと、レーダーに見つかりにくい海上からの侵入(マップ右上から曲がって爆撃)は忘れないことです。飛行場を9つ潰せばこちらの勝利となります。

 緑軍ですが、基本的な戦法は青軍と変わりません。ただ、こちらはヘルキャット・コルセアの大編隊を従えてくることがあるのでうかつに手を出すと大損害を被る場合があります。爆撃能力が低く、敗北条件から工場を集中的に狙ってくるのでノーガード戦法でとにかく青軍を集中攻撃、とするものいいかもしれません。


 8th stage 「いわをのみ といふ事」

 開始:1943年10月10日
 終了:1943年10月31日  (21日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
南太平洋方面軍 戦闘機24部隊
爆撃機12部隊
建物被害 50%
港・精油所壊滅
部隊被害 50%
大日本帝国軍 <自軍>
30部隊配置可
ターン終了
建物被害 50%
大工場・工場・製油所・港壊滅
部隊被害 50%
英国豪州駐留軍 戦闘機20部隊
爆撃機10部隊
同盟国の敗北
建物被害 70%
部隊被害 80%
帝国陸軍航空隊 戦闘機14部隊
爆撃機 6部隊
同盟国の敗北
建物被害 80%
部隊被害 70%


 米軍の配置はタスマニア島、タスマニア島の北東にあるフリンダース島、クラーク島、北西部のキングス島にそれぞれ根拠地があります。英軍はオーストラリア大陸南端ビクトリア州に拠点を構えています。真中あたりにある施設集団はメルボルンですね。

 米英軍も本腰をあげたということなのでしょうか、練度が半端じゃないくらい上がっています。基本的に米軍航空隊の練度は6〜8ですね。こっちが血の涙を流してようやっと練度を上げてるってのにその仕打ちはないじゃないですか(涙)。英軍はそこまでひどくはありませんが、やはり練度3〜7ぐらいなので大変です。どうにでもしてくれ、という感じです。

 さて、ここまでなんとか零戦二一型でやってきたそこのあなた、もうここから零戦はほとんど通用しないと思った方がいいです。まだ練度が高ければ爆撃時の制空には使えます(敵を数で圧倒していることが条件)。しかし、防空となると使えないでしょう。なんたって、このマップにおける米英の爆撃手法といえば

神様、一体これにどう対応すればよいのでしょう。いっぺんセーブ&ロードを使って敵の爆撃場所を特定し、そこにありったけの零戦(20部隊ほど)を集めたことがありますが、ライトニング編隊を叩き潰し、ランカスター編隊を追い返した後、ほとんど防空部隊は力尽きており米軍爆撃隊には対抗できませんでした。

 私が思うに、このマップ、防空というのはほぼ無理ではないかと思うのです。幸い、勝利条件に建物種類被害(大工場・工場・製油所・港壊滅)というのがありますから、飛行場は比較的安全なのです。そこで、「殺るか殺られるかノーガード戦法」を使う事をお薦めします。米軍は燃料消費がたいへんに激しいので製油所を爆撃して燃料切れを狙うのがいいのではないでしょうか。そこまでできるなら飛行場爆撃で部隊被害かなぁ…どれもこれも達成するのは難しいんですけどね。なんたって、敵には練度8のサンダーボルトというこれまた卑怯な防空部隊がいますから。

 それでも勝てないというのであれば、爆撃機を最初に地上で焼き払うという方法もあります。米軍の飛行場のうち座標(27,50)、座標(18,58)、座標(22,56)の3つの飛行場は爆撃機専門の飛行場ですから、ここに爆撃機がいる瞬間を狙って爆撃、飛行場を壊滅させれば敵の爆撃兵力はほぼ消滅するはずです。英軍の場合は、タスマニア島にある2つの緑軍飛行場がランカスター用の飛行場となっています。


 9th stage 「はやく 見えざる物也」

 開始:1944年2月11日
 終了:1944年2月28日  (17日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
南太平洋方面軍 戦闘機32部隊
爆撃機 8部隊
建物被害 70%
製油所・港の壊滅
部隊被害 50%
大日本帝国軍 <自軍>
32部隊配置可
ターン終了
建物被害 60%
大工場・工場・港壊滅
部隊被害 40%
空母機動部隊 戦闘機12部隊
爆撃機 2部隊
同盟国の敗北
建物被害 100%
部隊被害 100%
帝国陸軍航空隊 戦闘機11部隊
爆撃機 5部隊
同盟国の敗北
建物被害 100%
部隊被害 100%


 豪州から命からがら撤退してきた日本海軍航空隊が次に来るのがこの戦場です。いよいよここからは敗北ルートです。途中、逆転のチャンスが1つだけありますがそこ以外は奈落の底へまっしぐらです。

 青軍の拠点はマップ左側中央部、そしてマップ右下・右側です。緑軍は右上に拠点があります。友軍の陸軍部隊はソロモン諸島のニューブリテン島寄りに拠点を置いています。自軍はニューブリテン島絶対防衛体制です。

 敵の攻撃ですが、一番激しい右側からの青・緑軍の攻撃はちょうど良く黄軍がブロックしてくれます。これは大変ありがたいです。ただ、陸軍は、製油所を持たず、燃料のストックが乏しいのでそのうちに燃料切れで敗北してしまいます。それまでに大体片をつけておかないと今度は一転してこちらが守勢に追い込まれる事になるでしょう。

 自軍本拠地への爆撃には青軍・緑軍がばらばらにやって来ます。主力はB-29ですが数はそれほど多くありません。迎撃態勢をしっかり取っていれば、そして新型機が配備されていれば楽に追い返す事が出来るでしょう。その他にはB-17G、A-26と隠れキャラのB-40(!!)が飛んできます。B-40に対しては、武装が一種類の部隊はすぐに大損害を被ってしまうので注意が必要です。ただ、武装が2種類以上だとバグで反撃を食らわないのでただのカモですが。

 敵の防御は電探が少ないせいかそれほどしっかりしていません。レーダーは当然陸地に配備されているので洋上を進んでレーダーをかいくぐり爆撃を成功させましょう。レーダー警戒範囲の中に突入するのであれば、戦闘機部隊に「哨戒」を命じて戦闘機隊を釣り出してしまうのが良策です。ただ、攻撃に力点を置き過ぎてこちらの飛行場を破壊されないように。最大部隊数32部隊を置いていると空きの飛行場はないはずですから。

 このマップは比較的余裕があります。これも全て陸軍のおかげでしょう。ただし、勝利しても敗北しても次は11th「期をしる といふ事」になります。ここはかなりきついので、戦闘機の生産・開発が余裕を持って行えるのはここが最後と考えるべきです。


 10th stage 「きつさきがへし」

 開始:1944年5月 5日
 終了:1944年5月17日  (12日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
サモア方面軍 戦闘機13部隊
爆撃機 7部隊
建物被害 100%
部隊被害 80%
大日本帝国軍 戦闘機18部隊
爆撃機14部隊
ターン終了
建物被害 80%
部隊被害 70%
ハルゼー機動部隊 戦闘機17部隊
爆撃機 3部隊
同盟国の敗北
建物被害 100%
部隊被害 100%


 フィジー・サモアを巡って米軍と交戦です。ここから先は英軍は登場しません。両軍とも狭い場所に押し込められていますが、補給は潤沢であり(大工場が多いから)、空港が密集しているので防空能力はかなり高いと見ていいです。うかつに手を出すのは危険でしょう。

 青軍の爆撃機はB-29とA-26、緑軍の爆撃機はA-26のみです。A-26はさておいて、B-29は相変わらず頭痛の種といえるでしょう。電索の性能は以前よりはましになりましたが、それでもこちらの戦闘機は高高度を持っていないのがほとんど、さらにB-29自体が高練度なので撃墜するのは至難の技です。A-26はそれほどでもないんですけどね。与える損害も多寡が知れていますし。

 どうしても青軍爆撃隊が抑えられないというのであれば、先に飛行場を潰して爆撃隊ごと葬り去りましょう。青軍B-29部隊は3つある島の一番右、その一番南にある飛行場にいます。座標では(60,12)です。一方、インベーダーのほうは中央の島、その一番南にある飛行場にいます。これさえ叩いてしまえば後はこちらが攻めるだけです。

 青軍施設の爆撃ですが、相当脚の長い戦闘機でないと制空はおろか、敵戦闘機の釣り出しもできないでしょう。旧式の零戦を囮にするか、新鋭戦闘機を無理を承知で出すか、迷うところですね。燃料切れには気をつけてください。

 燃料切れといえば、このマップには製油所がありません。燃料切れ敗北にならないように状況表はちゃんと見ていたほうがいいですよ。富嶽を動かしすぎて以下略なんてことのないように(筆者は一度なった)


 11th stage 「期をしる といふ事」

 開始:1944年10月18日
 終了:1944年10月28日  (10日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
西太平洋方面軍 戦闘機41部隊
爆撃機19部隊
ターン終了
建物被害 40%
部隊被害 60%
大日本帝国軍 <自軍>
40部隊配置可
建物被害 40%
製油所・港の壊滅
部隊被害 40%


 今度はこちらがフィリピンに押し込まれる番です。自軍が確保しているのはわずかにルソン島の一部分のみ。南部は米軍が取っていますし、そこから南の島は全部米軍のものです。ルソン島のほかには機動部隊とおぼしき空港二つがルソン島の東に、そして、謎の空港がパラワン島(西の細長い島)の東部にぽつねんとあります。

 米軍の攻撃は一見熾烈なように見えます。まぁ、実際熾烈なんですけどそれに比べて護衛兵力はちょっと心もとなく見えます。ライトニングLとかムスタングDとか飛ばしてくる事は飛ばしてくるのですが、数が思ったよりも少ないですね。一回のターン合計しても5,6部隊ぐらいしか飛ばさないのではないでしょうか。

 こうなってくるとこちらにも勝ち目が出てきます。ただし、最前線の飛行場には航空隊を置いてはいけません。まず最初の一撃でやられるのがオチです。確かに最前線にはマニラ(大都市)があり、ここをやられるのは痛いですが、それでもまだ敗北条件には達しないので敵を内懐まで引き入れましょう。

 謎の?島ですが、ルソン島の東の飛行場はちょっと南に航空隊を「防衛」させて守れば比較的楽に守れます。パラワン島東の飛行場はまず無理です。ここは放棄して時間稼ぎを行いましょう。

 敵は一見補充も潤沢なように見えますが、実際のところ爆撃隊の消耗が激しければそれだけ敵の戦力もやせ細ります。予備機数も(米軍にしては)それほど多くないですし。

 防衛をさらに的確なものにするには、敵の飛行場を叩いて爆撃隊を地上撃破するのもGoodです。敵の重爆は、ミンダナオ島、サマール島を根拠地としています。ターンが切り替わる直前等に爆撃し壊滅させれば、相当楽な戦いができるはずです。富嶽を持っていればなおさら、すぐやりましょう。なに、燃料は問題ありすが1回や2回は爆撃できます。そして、そこで効果があがれば勝ったも同然です。


 12th stage 「うちてしやまむ」

 開始:1945年7月 6日
 終了:1945年8月15日  (40日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
ニミッツ機動部隊 戦闘機40部隊
爆撃機20部隊
ターン終了
建物被害 80%
部隊被害 40%
大日本帝国軍 <自軍>
60部隊配置可
ターン終了
建物被害 80%
工場・製油所壊滅
部隊被害 80%
シベリア
レンドリース軍
戦闘機40部隊 同盟国の敗北
建物被害 70%
部隊被害 40%


 日本軍にしては珍しく、施設が豊富・燃料も豊富・電探もそれなりの性能のものがある(多くないけど)、というマップです。まぁ、当たり前といえば当たり前でしょうか。ここは日本列島なのですから。

 まず部隊編成ですが、60部隊配置可となっています。是非60部隊作りましょう。物量があればこの戦い、なかなか有利です。予備の零戦でも補助になります。開発ですが、次の「一億火の玉」に間に合わせたい機体があるなら予定よりも2割3割増しで工場を割り当てましょう。破壊されることを前提とするのです。

 電探の配置ですが、5個で日本列島を覆わねばなりません。後方に置きすぎて発見したときには手遅れ、これでは嫌なので関東に2個、仙台・名古屋・三重あたりに1個ずつ置くのがよいでしょう。これで太平洋岸のあらかたはカバーできます。敵は4部隊ですが、中型爆撃機のA-26を持っています。この電探はできれば死守したいところです。電探がなければ迎撃の効率はガタ落ちになります。

 さて、どのように守るか、ですが結局つまるところ「関東をどう守るか」という問題に帰結するのだと思います。関東は関東でも東部の茨城・千葉あたりに飛んでくるB-29を追い返せないとどうにもなりません。手っ取り早い対策は単純明快、

とにかく数を集める

月並みですがこれに尽きます。うまくB-29を捕捉して、戦闘機部隊の12個も送ればどんな機体でもまずB-29を全滅させることができます。大雑把ですね。確かに。高性能な迎撃機があればもっと上手くいきますが、そうでない場合は数を集めましょう。関東なら集められます。零戦なら関西から応援に呼ばせる事も出来ます。

 これは私のプレイのときですが、B-29は一旦関東は群馬あたりに来てそこから一路北上、北海道や青森を目指すことが多かったです。一体何故こんな危険度の大きいルートを取るかは不明ですが、こちらはそんなことは斟酌せずガンガン叩き落しましょう。B-29が少なくなると護衛機を連れてくることもありますが、これも数に任せて叩いてしまいましょう。数が多ければ逃げます(これは当然)。

 他の地方は守りきれなかったら放棄すべきです。敗北条件はかなり緩いですから、戦力を集結して他の地方を守る事を優先しましょう。特に北海道、東北は守りにくいのでやばいと思ったら放棄して関東の守りに当てるといいでしょう。練度のある部隊は全滅させず、補充をどんどん送り込む。ホームグラウンドの地の利を活かし、量で勝負することができれば勝利は近いです(敵の補充は考えているほど多くはないのです)。緑軍?無視です(ホントに)。

 あと、敵の防空体制ですが、信じがたいことに敵の飛行場・工場群にはレーダーがないようなのです。かなりの確率で奇襲が可能となるでしょう。富嶽なら大楽勝で爆撃できます(そんなこんなで、富嶽を使うと3日で勝利してしまいました)。

<桜華雷帝様より情報提供ありました>
 キャンペーンでやると、青軍の基地にはレーダーが置かれません。また、迎撃行動も非常に低調なようなので(ほとんど迎撃を受けないようです)、対空砲の中にぽっかりと開いた空き地を見つけ出し、そこに航続距離の長い戦闘機を「防衛」で集中配置すると、離陸直後のB−29を迎撃することができて非常に楽に勝てるそうです。ただ、とあるテクニックでこのマップを単発マップとした場合、ちゃんとレーダーが置かれているそうです(データを解析すると、初期配置データは確かにそうなっていました)


 13th stage 「さんかいの かわりといふ事」

 開始:1945年8月15日
 終了:1945年9月30日  (46日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
ハワイ駐留航空隊 戦闘機24部隊
爆撃機 8部隊
建物被害 100%
部隊被害 90%
大日本帝国軍 <自軍>
36部隊配置可
ターン終了
建物被害 90%
部隊被害 80%


 いよいよハワイ島を巡って米軍と決戦です。こちらの配置はマップ左上に本隊、上に支隊という配置になっています。敵軍の配置はハワイ諸島にまんべんなく航空隊、そして、マップ左下に敵機動部隊とおぼしき空港群が展開しています。

 敵の爆撃機8部隊のうち、4部隊がB-29、4部隊がA-26のようです。この爆撃部隊は、左上の本隊あるいは上の支隊めがけて爆撃を敢行してきます。これはかなり手ごわいです。何故なら、米軍の機体も航続距離が長いものがそろっており、爆撃前に哨戒としてばんばん戦闘機部隊が飛んでくるからです。これらの相手に苦戦している間に爆撃をされてしまうことがほとんどです。こちらのレーダー(電索)もなかなかのものになっているだけに、迎撃に苦労するのは残念な事です。

 手っ取り早く飛行場を焼き払いたいのであれば、左下(ハワイ島?)にある3つの飛行場のうち一番右側にある飛行場を狙うのがよいです。ここがB-29の本拠地なのでここを叩けば(もちろん、B-29が着陸している間に)敵の爆撃能力は激減します。A-26のほうは、どうやら左下の機動部隊のどこかにいるようです。

 ところで、敵の施設を爆撃するときに、中古の機体で囮を出すことがあると思います。この囮を使うときに注意しなければならないのは、果たして敵はレーダーを設置しているかどうかです。ときたま「ここには絶対レーダー置いているだろう」というところにレーダーがなく(このマップだと左下機動部隊の真中にある陸地)、囮を出したのがかえって薮蛇となることがあります。注意しましょう。できれば、強行偵察など行って、そこの防空体制を確認するのがよいかもしれません。任務にあたる航空隊には悪いことをしますが。

 あと、このマップは期間が46日間と大変長いです。大工場も沢山あるので、もし、迎撃態勢が万全と判断できたら止めを刺さずしばらくそのまま過ごしてみてはどうでしょうか。練度を上げる最後のチャンスですし。


 14th stage 「こまかなる所を 思ひ合わせて」

 開始:1946年3月 1日
 終了:1946年3月11日  (10日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
合衆国空軍 戦闘機44部隊
爆撃機16部隊
建物被害 40%
大都市・都市・町の壊滅
部隊被害 40%
大日本帝国軍 <自軍>
36部隊配置可
ターン終了
建物被害 80%
大工場・工場・港・精油所壊滅
部隊被害 45%
大統領府航空隊 戦闘機16部隊
爆撃機 4部隊
同盟国の敗北
建物被害 100%
部隊被害 100%
帝国陸軍航空隊 戦闘機 9部隊
爆撃機 7部隊
同盟国の敗北
建物被害 100%
部隊被害 100%


 いよいよこれが最後のマップです。戦闘機・爆撃機のストックは充分ですか?練度はちゃんと上げましたか?まぁ、今更じたばたしても遅いですが。

 自軍はカリフォルニア州とネバダ州、その他少しが支配地域です。陸軍航空隊はメキシコから作戦するようですね。青軍はそれ以外の地域にまんべんなく部隊を配置しており、マップ上中央部に間借りする形で緑軍が配置されています。

 米軍の勢いは強力です。B-29の大編隊がいきなり飛んできて自軍の施設に大きな打撃を与えてきます。ただ、狙ってくるのは敗北条件にある工場・大工場等が主で、飛行場は後回しにする傾向があります。これはありがたいですね。もちろん、迎撃は可能ですが、練度9のB-29など止めることはほぼ不可能なことはもう分かっているでしょう(火龍・電光あたりがあれば別か?)。それに青軍の場合は護衛戦闘機部隊を山ほど連れてきますから。

 私は、部隊被害による勝利をお薦めします。青軍の飛行場は初期値が25、部隊被害40%ということは敵部隊を36にすればいいのですから、飛行場数を9以下にすればいいわけですね。16個飛行場壊滅となれば、4部隊の富嶽でも2日連続でぶっ飛ばせば何とかなることになります。それまで何とか味方がもってくれることを祈るばかりです。陸軍?たぶん当てにならないでしょう。

 敵の防空ですが、青・赤軍の最前線にシューティングスターを厚めに配備しているようです。この機体、確かに強力ですが、機体耐久力が10で12.7ミリ機関砲2発で撃墜できます。あっさり全滅することもあります。あくまで「こともあります」ですが。後はベアキャットにツインムスタング、ムスタングD等ですね。練度の高い富嶽といえど連続攻撃には耐えられないと思うので、これらの迎撃部隊は囮を突っ込ませるか別のところに制空部隊を配置しそこに引き寄せるかして爆撃隊の進路を確保しましょう。

 あと、忘れてはいけないのがひとつ。

 これが最後の戦いです。損害は気にしないように。

 戦力の出し惜しみは敗北につながります。それを気をつけて。


 15th stage 「しうこうの身と いふ事」

 開始:1946年4月 1日
 終了:1946年4月11日  (10日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
ハワイ駐留航空隊 戦闘機20部隊
爆撃機 4部隊
建物被害 70%
部隊被害 70%
大日本帝国軍 <自軍>
24部隊配置可
ターン終了
建物被害 60%
部隊被害 50%
ニミッツ機動部隊 戦闘機14部隊
爆撃機 2部隊
同盟国の敗北
建物被害 100%
部隊被害 100%
山口機動部隊 戦闘機12部隊
爆撃機 4部隊
同盟国の敗北
建物被害 100%
部隊被害 100%


 米軍を引き込んで返り討ちにした日本軍、今度はハワイ島を巡って米軍と決戦です。こちらの配置はマップ左上に本隊、左下中央寄りに山口機動部隊という配置になっています。敵軍の配置はハワイ諸島にまんべんなく航空隊、そして、マップ右上中央寄りにニミッツ機動部隊とおぼしき空港群が展開しています。

 さて、今回のマップの特徴ですが、爆撃隊の数がやたらと少ないのが分かるでしょうか。青・緑合わせても6部隊しかありません。そして、同時攻撃というのは考えなくていいので、迎撃は比較的楽です。まぁ、こちらの機体の質・練度にもよりますが、高高度機体でないとどうにもならないということはありません。(疾風甲20部隊でじゅうぶん守れました)

 ただ、機体と練度を考えるに、目標上空に敵を入れてしまうとジ・エンドです。何としても追い返すor全滅させるように。特に後者ができればいいですね。その部隊は恐れる必要がなくなります。

 攻撃ですが、これも大して難しくはない…と思います。たぶん。富嶽があれば大楽勝ですね。富嶽がない場合は現在使っている機体で一番右下の島まで攻めにいかなければなりません。が、護衛がつけられないのでずいぶん辛いでしょう。まぁ、辛い爆撃は今に始まった事ではないんですが。

 気をつけなければならないのはむしろ敵ではなく期間と燃料。10日しかないですからあっという間に時間はなくなりますし、燃料は製油所がないので「燃料切れ即敗退」の可能性もあります。油断しないように。まさに、ね。


 16th stage 「一億火の玉」

 開始:1947年1月 1日
 終了:1947年1月31日  (30日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
ニミッツ機動部隊 戦闘機36部隊
爆撃機12部隊
ターン終了
飛行場の壊滅
部隊被害 40%
大日本帝国軍 <自軍>
60部隊配置可
建物被害 70%
大小工場・製油所壊滅
部隊被害 60%
ハルゼー機動部隊 戦闘機36部隊
爆撃機 8部隊
ターン終了
飛行場の壊滅
部隊被害 35%


 「うちてしやまむ」で辛うじて(?)勝利を得た日本軍が来るマップです。ここが決戦となります。敵はいよいよ2個機動部隊を日本本土近海まで近づけています。こちらは関東以西の本土と朝鮮半島南部を根拠地として敵を追い返さんとする展開です。

 今回の米軍は(どちらの機動部隊も)今までに使ってこなかった新戦術を使ってくるようです。それは、

  1. ある一定の箇所に「防衛」命令で戦闘機隊をありったけ集める
  2. 戦闘機隊が飛んできたら叩き潰す
  3. 爆撃する

 いよいよ敵もファイター・スイープを実行してくるわけです。こわいですねー。ただ、爆撃隊はファイター・スイープの傘とはあまり関連をもたずに爆撃するようです。これは有利にはたらきます。

 爆撃隊だけでなく、戦闘機隊も積極的に関わってくるこのマップ、できれば爆撃隊で機動部隊のどちらか片方を早期に脱落させてしまいたいところです。爆撃隊がない場合は消耗戦を挑むことになりますが……相当上手く立ち回らないと勝利は望み薄と言えます。爆撃隊のガードが甘く、数も(比較的)少ないハルゼー機動部隊を敗退させるのが吉でしょうか。

 ところで、戦力において優勢である米軍、さてこの米軍にある弱点は何でしょうか?私は2つあると思います。

  1. 防空体制の不備
  2. ファイター・スイープのやりすぎ

 1は、むしろ地理的な問題があります。緑軍の爆撃隊はマップ左下にある小さな島の2つの飛行場に集中配備されていますが、ここは他の飛行場から遠く、防空が非常に等閑にされているところです。飛行場に爆撃機が着陸している隙を狙って爆撃すれば簡単に全滅させられます。また、青軍の飛行場群(6つの飛行場がわっかになっているところ)にしても、右の飛行場群は何故かレーダーが配置されておらず(代わりに対空陣地があるけど)爆撃がやりやすいです。このように、米軍の防空体制はしっかりしているように見えて実のところ穴があります。そこを探って突くのが有効です。

 2については、ファイター・スイープに参加している部隊を見れば分かります。その数およそ20というとんでもない数が制圧にあたっているのを見たことがあるでしょう。つまり、そのぶん飛行場の防空体制が薄いというわけです。途中で制圧部隊とカチ合わないように調整し、留守を狙って飛行場を焼き払いましょう。朝から大挙してやってくる場合は9〜10時に爆撃すればいいですし、15時ごろにやって来る場合も同じぐらいに爆撃するのがよいですね。問題は敵が昼から制圧をしようと考えていると、ちょうど発進部隊とかち合ってしまいます。その時は逃げましょう。何も考えずに。

 ここらへんをちゃんと把握しておけば攻勢時に損害少なく、大きな効果を得ることができるでしょう。ただ、このようなノーガード戦法はそうそう続けていられないので(先にこちらが敗北してしまう)、攻撃と決めたら勝つまで押し捲るのが大事です。

 ファイター・スイープ部隊の対策……そうですねぇ。相手は数が多く、練度も高いですから、それが解ける瞬間つまり帰還途中を送り狼というのは効果がありそうです。


 17th stage 「敵のおもはざる 利にて」

 開始:1948年6月 6日
 終了:1948年6月30日  (24日間)

陣営 戦力 敗北条件 同盟
合衆国空軍 戦闘機44部隊
爆撃機16部隊
建物被害 60%
大都市・都市・町の壊滅
部隊被害 40%
大日本帝国軍 <自軍>
34部隊配置可
ターン終了
建物被害 80%
大工場・工場・港・精油所壊滅
部隊被害 40%
大統領府航空隊 戦闘機17部隊
爆撃機 3部隊
同盟国の敗北
建物被害 100%
部隊被害 100%
帝国陸軍航空隊 戦闘機10部隊
爆撃機 6部隊
同盟国の敗北
建物被害 100%
部隊被害 100%


 いよいよこれが最後のマップです。前のマップがあわただしかったせいか、こちらのマップは期日的に余裕がありますね。全勝利ルートだとハワイが日数の多いマップで最終面は日数が少ないですから逆ということになります。

 自軍はカリフォルニア州とネバダ州、その他少しが支配地域です。陸軍航空隊はメキシコから作戦します。青軍はそれ以外の地域にまんべんなく部隊を配置しており、マップ上中央部に間借りする形で緑軍が配置されています。全体的な配置も全勝利ルートと変わりません。ただ、米軍には奴がいます。

B-36 ピースメーカー

 これが練度9でやって来るというのですから嫌になります。これの迎撃は練度の高い高高度戦闘機でないと無理でしょう。おまけに、昼間だと護衛戦闘機(或いは露払いをやる哨戒戦闘機隊)がわんさかやって来ます。手動で巧みに誘導するテクニックがないと迎撃は無理でしょう。

 B-36は脇に置いても米軍の勢いはとても強力です。B-29,B-35の大編隊がいきなり飛んできて自軍の施設に大きな打撃を与えてきます。ただ、狙ってくるのは敗北条件にある工場・大工場等が主で、飛行場は後回しにする傾向があります。ただ、工場をすぐに叩いたおかげで飛行場に矛先を転じることもあるのですが…

 で、真面目に迎撃を考えると、練度の高い高高度戦闘機、それも夜間なら目があるかもしれません。つまりこれは電光・キ102丙の出番ということですね。こうなると、飛行場を焼き払う方が数段楽です。

 というわけで、私は、部隊被害による勝利をお薦めします。青軍の飛行場は初期値が25、部隊被害40%ということは敵部隊を36にすればいいのですから、飛行場数を9以下にすれば勝利です。16個飛行場壊滅となれば、4部隊の富嶽でも2日連続でぶっ飛ばせば何とかなることになります。爆撃機の飛行場を優先的に叩けば何とかなります。こちらの調査では、マップ上方、右端の飛行場群、緑軍の施設群のすぐ下にある飛行場に爆撃隊がいます。時間切れぎりぎりに爆撃すれば飛行場毎焼き払えるでしょう。陸軍は…当てになりません。富嶽やキ91(しかも練度9)を持っているのに何をやってるんだか。

 敵の防空ですが、青・赤軍の最前線にシューティングスターを厚めに配備、で後はベアキャットにムスタングにP-82と、つまるところ有る戦闘機を展開しています。ただ、「展開している」のがミソで、迎撃で足りないぶんを防衛部隊が補うという格好で防衛体制を敷いています。私が時間切れ寸前の爆撃を薦めるのはこういう特徴があるからでもあります。

 爆撃の場合は、迎撃部隊は囮を突っ込ませるか別のところに制空部隊を配置しそこに引き寄せるかして爆撃隊の進路を確保しましょう。退路を確保するのも大事なんですが……

 これが最後の戦いです。ある程度の損害は止むを得ません。頑張ってください。

P.S.
 B-36は練度0でも一撃で飛行場を壊滅させると思います。なめると痛い目を見ますよ。


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