ワクワクする働き方を! 働き方ジャーナリスト 和久 学
前回に引き続き、第11回目のレポートは西村貴好さんへの
取材報告です。(前回の記事はこちらから)
心に残っている言葉や、今の自分に影響している過去の経験は何かありますか。
西村貴好さん(以下、西村貴好)
社会人一年目の時の、営業所長の言葉です。
とても印象に残っています。
宇宙人のマナブ
どんな言葉ですカ?
「新人のお前には、結果を求めない。どれだけ失敗してきたか、
それだけを求める。できるだけたくさん、失敗してくれ。」
たくさんチャレンジしてたくさん経験を積んでほしいという
思いのこもった言葉だと思います。
新人の時の心境としては、やはり遠慮してしまうところもあるでしょうし、
ミスしたくない、失敗したくないという気持ちが先攻してしまうところですが、
先輩や上司からそんな言葉をいただけたらうれしいですよネ。
時に愚痴合戦となってしまいやすい会社の飲み会ですが、
それでも参加する意義はあるのでしょうか。
意義を見出すことはできるのでしょうか。
もし成功したいと願うなら、環境を選択すること。これがとても大事です。
ですからそういった愚痴合戦の場には近づかないこと。これが鉄則です。
環境はやはり大事なのですネ。
人の成長は環境に左右されます。
そしてその大事な環境は、発する言葉で作られていきます。
発する言葉でですカ!?
もし愚痴ばかり口にしているとすれば、同じように愚痴ばかり 口にする人が集まってきますし、
反対にポジティブな言葉を 口にし続ければ、不思議とそういう人が集まってきます。
不思議ですネ・・・。自分の発する言葉、気をつけないといけまセン。
そうやって自分の環境を作り出していくことが大事です。
どの職種でも業種でも、共通してこれから先働いていくために必要なスキル、
考え方や心構えは何でしょうか。
目の前の仕事を心から好きになれること。 もうこの一言に尽きます。
なるほど!
目の前の仕事を好きになれない人が多いのですが、
どうしたら好きになれるのか、それを一度しっかりと考えなければならない
時期にきているということですネ。
目の前の仕事が嫌になって、例えば転職を繰り返していも、
いつまで経っても問題は解決しません。
どこかで目の前のことに向き合わないとけない時は
必ずきます。
おっしゃるとおりデス。
ボクもたくさんの人が目の前の仕事を好きになれるような、
そんな取材を続けていきたいと思っていマス。
これからも長く働いていかねばならないが、どうも仕事が
好きになれない社会人が、仕事も結構いいかも?と思えるキッカケと
なりそうなオススメの書籍をあげていただけますか。
司馬遼太郎の「竜馬がいく」です。
どういったところがオススメですカ?
仕事や会社の前に、あなたはまず生きているか?
死んでないだけではないのか?
生きていない人生は淋しい。
今を生き切るということを教えてくれる本です。
オススメです。
深いですネ・・・。
生きているかどうかなんて考えたこともなかったデス。
もしかしたら自分は死んでいないだけかもしれナイ・・・。
坂本竜馬という偉人の生き方は、そんな深いテーマを
考えさせてくれるのですネ。
現在のポジションや過去の実績、経験、人脈などが仮に全て
リセットされたとして、再度今のポジションを目指すとしたならば、
まず何から始めてどのようなことに取り組んでいきますか。
そうですね、やっぱり今やっていることと同じでしょう。
同じといいますと・・・?
今できること、目の前のことに全力で取り組むということです。
そしてその微差を積み重ねる。これを続けていくのみです。
そうですね、いきなり一発逆転を狙うのではなく、今できることを
コツコツ続けていくことが結局は一番早いのだと思いマス!
西村さん、本日はお忙しい中本当にありがとうございましタ!