2014年3月25日23時37分
中国訪問後に連絡が取れなくなり、24日に帰国した神戸大学大学院国際文化学研究科の王柯教授(57)が25日夜、神戸市灘区の神戸大本部で会見し、今月7日から中国当局に拘束されていたことを明らかにした。24日午前中に解放されたという。
王氏は、日本学術振興会から助成を受けた「中国南方地域回族社会のムスリム宗族に関する調査と研究」のため、今月1日から10日間の予定で中国へ出発。母親が住む西安市で地元の大学の研究者と面会するなどした後、7日に福建省泉州市で調査中に現地の警察に拘束され、取り調べを受けていたという。
王氏は拘束の理由について「法律に触れるような行動があったため」と説明。解放された理由は「法律に触れる程度などを配慮し、起訴に至らないと結論づけられた」としている。だが、拘束時の状況や取り調べの詳しい内容については説明を避けた。
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朝日新聞国際報道部
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