2014.03.25 Tue posted at 14:40 JST
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(CNN) 米ミズーリ州で今年1月、同州南部のブランソン空港に向かっていた旅客機が誤って別の飛行場に着陸した問題で、管制官と操縦士らが交信した音声の記録が公開された。ちぐはぐなやり取りから現場の混乱がうかがえる。
乗客124人を乗せたサウスウエスト航空4013便は、目的地のブランソン空港から10キロほど離れた市営飛行場に到着した。米連邦航空局(FAA)が24日に公開した音声記録によると、着陸後、間違いに気付いた操縦士が、ブランソン空港の管制官に無線で「今いるのはそちらの空港ではないようだ」と報告した。
管制側から「4013便、えー、着陸したのか」と応答があり、操縦士は少し間を置いて「はい」と答えた。
管制官は地域内の別の管制施設を呼び出し、「サウスウエスト機の着陸が見えたか」と質問。「間違った空港に着陸したと言っているが」と話すと、相手からは「冗談を言ってるのか」という声が返ってきた。ブランソンの管制官は「本当だ、冗談ではない」と答えている。
着陸先の飛行場に管制塔はなかった。ブランソン空港に比べて滑走路の長さが約半分しかなく、操縦士は急ブレーキをかけて停止したが、けが人は出なかった。米国家運輸安全委員会(NTSB)が原因を調査中。その間、同機の正副操縦士は勤務から外されている。
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