米国Sprintといえば、2013年7月ソフトバンク傘下になった電話会社ですが、意外なところでもシナジー効果(?)が表面化しました。Wall Street Journal も報じたように、SprintのCMに「お父さんハムスター」(左上)が登場しています。

このハムスターお父さんをはじめとするキャラクター達は、Sprintの新料金プランのアピールをするために登場した「Frobinson Framily」。Framilyとは、Friend+Familyを意味する俗語。Frobinson FramilyはSprintのトップページに登場しているほか、専用ページも作られています。

このFrobinson Framilyが登場するのは、2014年1月に発表されたFramily Planという通話料金プランのCM。スプリント契約ユーザー同士によって構成される10人(回線)までのグループ(Framily)を設定すると、Framily間は通信が定額になるプランです。



実際の金額は、Framilyとして登録している人数が多ければ多いほど安くなり、音声とテキストが無制限でデータが1GBというプランの場合、1回線だけなら月額55ドル。1回線増えるごとに1回線あたり月額5ドルずつ安くなり、7回線以上になると割引額最大の1回線あたり月額25ドルになります。




CMは、Frobinson Framilyが朝食を取りながら会話する「Meet the Frobinsons」と、娘のHeidiによるピアノ弾き語りに合わせてFramilyメンバーが紹介される「Framily Portrait」の2本。
CMの中では、お父さんのほかにも、Heidiの話す言葉がフランス語になっている(動画では英語字幕が出ます)など、いくつか白戸家CMに似たところが見られます。

2013年9月の孫正義社長コメントでは、Sprintの買収によって「端末などのシナジー効果が得られるのは、半年から1年後」としていましたが、日本よりもアメリカの方でシナジー効果の第一弾が出てきたと言えるでしょうか。この勢いで、日本のユーザーへのシナジー効果も期待したいものです。