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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司
【第110回】 2014年3月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1から10まで説明しないとクレームの嵐に!
極端に空気が読めない若手社員の珍行動

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 「事細かな指示なんてしなくても、部下が考えて動いてくれる」

 この連載を読んでくださっている多くの管理職のみなさんも、そう考えているかもしれません。しかし残念ながら、今はそんな時代ではありません。でも、つい忙しいと「あとは自分で考えて動いてくれ」という曖昧な指示を部下にしてしまいがちです。すると、どうなるでしょうか?残念ながら、細かい指示をしなかったばかりに、周囲に迷惑をかけてしまった部下がいるようです。

 これは、上司の指示をきちんと理解したり、深読みせずに部下が行動してしまったのが原因。ただ、最近では上司の指示やお客様の言葉を深読みして行動できる若手社員はそう多くありません。

 今回は、そのことを痛感していただくために、職場で苦悩しているある1人の管理職を紹介したいと思います。みなさんは、同じような状況になったことはありますか?

お客からクレームを受けても
「指示通りに動いただけ」と反省しない部下

 「どこまで説明しないといけないんだ。困った部下たちばかりで頭が痛い…」

 突然、こうつぶやいたのは、事務機器商社で営業マネージャーをしているGさん(35歳)。仕事帰りの電車のなかで、心の叫びを思わず口にしてしまいました。聞いた乗客たちはびっくり。その反応に気がついて、我に返った様子です。それくらい、考え込んでいたのでしょう。

 では、困った部下たちは何をやらかしたのでしょうか。どうやら「上司の言葉を深読みしない行動」で、お客様を怒らせる事件がいくつも起きてしまったようなのです。ちなみに深読みとは、他人の言動や文章、物事の事情などを、必要以上に読み取ること。類似した言葉としては、

・行間を読む
・場の雰囲気を汲み取る
・空気を読む

 などが挙げられます。

 若手部下にとってはそれが実に難しいことのようで、Gさんの期待を裏切り、頻繁に問題が起きてしまっているのが現状です。

 先日もGさんが営業会議で部下に対して、

 「材料原価が高騰したこともあり、値上げとなる商品がいくつかあります。さらに消費税アップもあり、価格交渉は大変ですが、毅然とした態度でしっかり対応をお願いします」

 と指示をしたところ、1週間後に1本クレームの電話がかかってきました。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年東京生まれ。同志社大学文学部卒業後リクルート入社。営業現場では常にトップセールスマンに。96年独立・起業情報誌「アントレ」を創刊。事業部長・編集長を歴任。2004年に自ら独立をし、株式会社セレブレインを設立。経営・人事戦略コンサルティングを手がける。『営業マンは心理学者』(PHP研究所)など、著書多数。
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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

グローバル化や女性の社会進出、上司や部下とのジェネレーションギャップなど、もはや同じ価値観を持った人とだけ仕事をすることは不可能です。そんなギャップのある人たちとの上手な付き合い方・対処法を紹介します。

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