Photo by 安倍晋三プレゼンテーション 進化・成功の極意
今月21日に現役の内閣総理大臣としては、初めて国民的バラエティ番組『笑っていいとも!』に安倍首相が登場した。生放送だけに警備も厳戒態勢で、スタジオアルタ前は当然ながら、裏口周辺では反原発を中心とした団体(?)や個人らが抗議活動を行っていた。
ネットでは抜群の人気を誇ると言われる安倍首相。最近はさすがに支持率は50%を割ったとも言われるが、それにしても依然高い水準にある。そもそも安倍首相はマスメディアの評価を非常に気にする人物だった。そのおかげか、第一次安部内閣では抗議や訴訟を起こされた週刊誌、新聞は相当数いた。当時はどんな小さな批判記事でも即抗議というような状況だった。
この姿こそが安倍晋三の本質だと思っている。自分の評価、評判に対して敏感過ぎるほど敏感なのだ。そして、出所が微妙な「情報」でもどん欲に求めてきた。メディアでの自分の書かれ方に対して過剰とも言える反応を見せてきたのが安倍首相なのだ。
第一次安倍内閣のことだ。当時から「脇が甘い」と言われていた安倍首相だが、その周辺には絶えず怪しげな人物が出入りしていた。かつての児玉誉志夫クラスのような良くも悪くも大物といった人物よりも、「自称CIA」というようなトンデモ系人物が安倍首相とメル友だと吹聴していたほどだった。この人物が本当に安倍首相に情報提供していたのかは不明だが、そのような連中からの情報も安倍首相は、「自分の耳に心地よい情報」であれば欲しがっていたと聞く。
かくいう僕が在籍していた『月刊選択』も安倍首相に抗議されたクチである。裁判担当だった僕でも詳細を忘れてしまうような小さな記事だった。当時の安倍首相は自分への批判記事を徹底的につぶそうとしていたが、これは内閣の方針というより、安倍首相の性格に起因するのではないか思っている。また、人の性格と言うのはそう変えられるものではなく、本質的には現在も変化はないと思う。
そこで『笑っていいとも』の出演である。昔からタモリさんのファンだという安倍首相だが、リップサービスは多分にあるだろうが、本心だったもしれない。それを引き出したのは、『いいとも』会場の「絶対拍手」(※造語です)が生み出すあたたかい雰囲気だ。外部の声を過剰にまで気にする安倍首相にとってはさぞかし、心地よい空間だったに違いない。
第一次政権で批判された「お友達内閣」や籾井会長問題で揺れるNHK人事でも批判された「お友達人事」でもわかるように、安倍首相はその性格から「いいともの観客」のような自分を敵対視する人が一人もいない空間が何よりも好きなのだ。ちなみに『笑っていいとも』のあたたかすぎる雰囲気を嫌ったのはかつてのダウンタウンだった。
『笑っていいとも』出演は当然ながら、情報やメディアに関して敏感な安部首相の「戦略の一環」だ。長期政権を狙う安倍首相だけに、今後もこういったメディア利用は続いていくだろう。安倍政権のメディア対策は、敵対から融和へ変わろうとしている。だが、支持率50%割れが報じられるように日本国民全体が「いいともの観客」のような絶対拍手で安倍政権を迎え入れているわけではない。そこをお忘れなく。
Written by 久田将義(東京ブレイキングニュース編集長)
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