JR東日本アプリ:JR東日本
これ、なんかトップ画面がau損保のクソUIアプリにそっくりだったんで期待MAXでダウンロードしてみたら予想通りの惨状だったのでご紹介。
第一印象
とにかくタップの判定が甘くて押してるのに押せてない、何度もタップさせられるシーンが非常に多い。ものすごいストレス。さらに、通信エラーが頻発するため最初はレビューするのも諦めようかと思ったというかそもそも使うことが無理だった。そしてこいつ、au損保の自転車の日ってアプリにUIデザインが似ている。ANAのアプリとかも最近こんな感じの縦2カラムレイアウトなんだけど流行ってるのか?現在地がわかりにくくて使いづらいんだよなぁ。
というわけでトップ
果たしてこれをトップと呼んでいいかわからないものの、最初にMy駅を選ぶと、その駅がトップになるらしい。乗り入れ路線の電車のリアルタイム発車情報が閲覧できるなど、機能的には面白い。「電車に乗る」というメニューから選択すると、次の画面へ遷移する。基本的にはどのメニューもこの動き。メニューはアコーディオンで開いてその先を選択できるんだけど、遷移した先から戻るとアコーディオンが閉じてる。こういう細かいところにも気を使って欲しいところ。
停車駅一覧
トップ→遷移の2ページ目。このページは右上に×ボタンがあるのでモーダルウィンドウなのかと思いきや実は戻る進むボタンがあるのでブラウザ画面のような役割もあるような…停車駅一欄の場合はトップ→路線選択→停車駅一覧という遷移なので、最後のページで戻るを押すと前のページに戻るが、×を押すと駅トップへ戻るというナビゲーション。こういう導線のアプリって結構あるんだけど使い勝手悪いような気がするんですよね。普通の階層構造にしてトップ導線は常に家アイコンにするとか、下にナビバー付けて戻りやすくするとか、色々やりかたあると思うんだけど…
ただいま調整中です
楽しみにしていたリアルタイム列車運行情報やスキマ時間を利用しようのコーナーなどは「ただいま調整中です」とのことで利用できない。こいつはテンポラリーなものなのか数時間かかるのか、はたまた数日かかるのか、全くわからないので次にいつ見たらいいか判断できない典型的なダメエラーメッセージの一例。しかもなぜか明朝体。Webviewで表示しているからこんな明朝になるんだろうか。定義して使ってるとしたらセンスを疑いたいところ。
設定画面
なにやらトップに有るメニュー的なアイコンを押すとこの画面に遷移する。この画面、駅トップへ戻るボタンは家のアイコンになってる。au損保の自転車の日と共通する、×ボタンと同じ役割なのにアイコンが違うという事例そのまま。家アイコンを押したら駅トップじゃなくてグランドトップにでも戻れるのかと思いきやそんなことはない。
駅検索画面
My駅を変える場合や他の駅のことを調べる時に使う駅検索画面。路線図とワード検索に対応しているのだが、路線図のデフォルトビューがヤバイ。最初これは地域選択でもしないといけないのかと思ってしまった。なにせ長野とかの地名が見えるからだ。この路線図、実はピンチインアウトに対応しているので引いていくとちゃんと東京も見れる。
デフォルト表示ではこの山手線の当たりを表示しておいたら良いのではないだろうか。
そんなこんなでとにかくこれを書くのにいじっていてもタップ未検出が多すぎてものすごくイライラする。×や虫眼鏡アイコンを何回もタップしてやっと反応するような状況。せめてもう少し検出範囲を拡げたらどうだろうか。そして散々頑張って押したリンクの行き先が思ってたものと異なるパターンが多い。
山手線のWi-Fiに繋いだら車両の気温が確認できたり、色々面白そうな機能がたくさんあるアプリなんだけどそれをちゃんと訴求できておらず、関係各部署にUI設計者が詫て回ってもおかしくないような出来栄えのアプリなのでこの辺りは改善が望まれるところ。
ちなみにこのアプリ、iPhoneでもAndroidでも見た目が同じという最悪の仕様。iPhoneはiPhone、AndroidはAndroidの作法に従うって口を酸っぱくして言われただろ!って思ったんだけど、このAndroidでもiPhoneでも見かけないUIはわざとどっちでもない見た目で作ってどっちのユーザーにも使いづらいけどどっちのOSにも同じ外見で出せて経費を浮かそうっていうデザインなのかもしれない。こんなものを売り歩いてるアプリ開発会社がいるかと思うと本当に恐ろしい。ま、自分関西なんでこのアプリほとんど役に立たないんですけどね。
余談ですがau損保の自転車の日、Android版はどうなんだろーって思ったのでインストールしてみたら期待通りiPhone版とデザイン一緒だったのは予想の範囲内だったんだけど、リリースされた時から今までの新着ニュースが全部通知された時には噴飯してしまった。