名古屋−神戸 前半、同点ゴールを決める磯村(左)=瑞穂陸上競技場で(布藤哲矢撮影)
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MF磯村亮太(23)が長い沈黙を破った。前半16分に同点ゴールを決め、躍り上がって喜んだ。プロ初先発した2011年6月11日の磐田戦から3試合連続でゴールを決めて以来、3季ぶりの得点だ。
「あれからずっと出ていなかったですから。取れてよかった」。満足に出場機会を得られなかった苦しい期間を踏まえ、磯村はしみじみと感慨に浸った。
久々の一発は得意のミドルで決めた。ケネディからのパスに走り込み、ペナルティーエリア外から右足を強振。GK山本の手をかすめるように左スミへ突き刺した。
「(下がり目のポジションで)試合をつくることより、自分の色を出そうと思った」。アグレッシブな姿勢を取り戻した男の今季初シュートが、チームの3連勝も呼んだ。 (木村尚公)
望月、ほろ苦デビュー
2年目のMF望月がJ初出場。途中出場したにもかかわらず、終了間際に再びベンチへ下げられるというほろ苦いデビューとなった。「守備に追われ、自分のプレーができなかった。もの足りない」と反省した。
ケネディ、PK練習するよ
FWケネディはまさかのPK失敗。後半3分に自らエリア内で倒されPKのチャンスを得たが、ゴール左へのキックを防がれた。「ここ何年かPKは外していなかった。練習しないと」と苦笑した。前半には磯村の同点ゴールをアシスト。開幕から得点にからむプレーを続けており、「しっかり体調を整え、結果を出し続けていきたい」と明るく語った。
刀根、堅実に守りホッ
DF刀根が右サイドバックで初出場。堅実なプレーを見せた。「(連勝中で)オレが入って負けたと言われたくなかった」とホッとしていた。
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