楽天という会社 その5 黒字倒産

7ヶ月ぶりの楽天スーパーセールが終了しました。

 

普段ならば「初の1日100億円突破!!!」というような発表がありますが、

今回は全く噂を聞きません。

追記:決算発表期のため、通常の会社と同様に調整をしていと推測できます。

再追記:流通総額が発表されました。

「楽天スーパーSALE」の流通総額が過去最高の644億円を記録

http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2014/0310_03.html

 

 

100時間の楽天スーパーセール。

同じ商品が何度もタイムセール、スーパーセール特別品という

名目で企画のページに載っていました。

値段を変えて、特定の商品を何度も載せていました。

スーパーセールでお買い物を楽しまれていた方ならば、

「あれ?この商品昨日も載ってなかったっけ?」

と感じられた方もいらっしゃったかもしれません。

 

 

繰り返し掲載されていた商品は商品ページが削除されていました。

 

 

レビュー欄にユーザークレームが書き込まれるのを防ぐため、もしくは、

掲載に関するガイドラインの調査に引っかからないようにするためでしょうか。

それとも、掲載に関するガイドラインにのっとってそういう処置を取ったのでしょうか。

 

これは私の推測ですが、楽天という会社の組織形態から推測するに、後者です。

ECコンサルタントは、審査部や広告制作部(編成部と呼ばれています)、

誰よりもどこよりも発言力を持っています。

 

ユーザーを騙そうが、店舗を騙そうが、売上を上げることが全てです。

違法であるという認識はありません。売上が上がれば何をしてもいいのです。

 

昨年対比40%が以前からの目標数値です。

セール以外でも日常的に昨年対比40%を目標値としています。

セールの場合は「二日間で120億円!」という売上数字が設定されます。

 

消せば値段の上下なんて気づかれない。

店舗さんの売上も上がる。WIN-WINだ。

 

セールページの広告枠なんて1枠1万円だし、これで売上上がるのなら、

タダ同然です。なので、広告枠入れておきました。

 

集客のために赤字でも商品を出しましょう!

 

受注が多くて対応できない?

止めないでください。売上が下がります。

 

発送ができない?

ユーザーさんに遅れると連絡してください。

 

商品数が注文に対応できない?

それは店舗さんの仕事ですよ。在庫回してきてください。

 

クレームがきている?

他の店舗さんの対応メールテンプレート送ります。

 

売上上がりましたね。

楽天ドリームですね。

 

せっかく波にのっているので、ユーザーさんにメルマガを配信しましょう。

広告を出しましょう。

 

月末売上の仕込みをしましょう。

レディースデー、イーグルス勝利、ヴィッセル勝利、

ポイント2倍の企画が走りますよ、掲載する商品の値段下げてください。

 

え?商品が回せない?

 

 

黒字倒産。

 

店舗を燃やせ。

以前ブログに書いた「店舗を燃やせ」という意味には

巨額広告費を売りつけること以外にもこういう意味が含まれてます。

 

今回のスーパーセールの売上は、あまりよくないものだと推測されます。

目標数値に達していなければ、トラベルの数字をもってきますか。

ブックスも市場の売上になるし。

 

それ、マスコミにも発表ね。

あとから調べられてもいいように処理しといて。

 

上への見せ方。

それがすべてです。

 

 

楽天株式会社様へ

http://motoecconsultant.hatenablog.com/entry/2014/03/23/133925 [New]

 

 

楽天という会社 記事一覧

http://motoecconsultant.hatenablog.com/entry/2014/03/10/164014

楽天という会社 記載予定の内容 メモ

http://motoecconsultant.hatenablog.com/entry/2014/03/01/203601

 

つづく