楽天のECコンサルタントとは

そもそも、楽天のECコンサルタントとはなにか?

それを知らない方も多いと思いますので、この記事ではその説明をします。

 

簡単にいうと、楽天に出店している既存店舗の担当になり、

名目上は売上に対するアドバイスをする職業です。

しかし、業務のほとんどは広告営業です。

 

某求人サイトの募集要綱ではこう記載があります。

 

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職務内容

「楽天市場」に出店する店舗様の目標(ビジョン)を共有した上で、売り上げ拡大に向けたコンサルティング、各商材のマーケティング戦略を企画提案していただきます。

【具体的な仕事内容】

楽天市場の店舗様ページのアクセス人数や客単価などの数値を分析し、店舗様と共に売上目標を設定、その達成に向け、広告出稿による集客の提案やメルマガ配信などの販促施策を提案するほか、仕入れや商品開発などのアドバイスも行います。

例えば、町で評判の美味しい洋菓子店が「こだわりの味を食べてもらいたい!」といった理由で、楽天市場へ出店されます。その店舗様の夢や目標をお聞きし、実現するための提案をしていきます。
商品やお店のよさをどのようにインターネットを通じて伝えていくか、店舗様と共に戦略を練り、時には励ましていく。ECコンサルタントのアドバイスで売上が上がり、店舗様が自走するにようになり、月商1億円を突破する。
そんな感動に毎日出会いながら、日本全国の中小企業をエンパワーをしていく仕事です。

◆楽天市場 http://www.rakuten.co.jp/

・1人あたり約100店舗を担当。部署はジャンルやエリアごとに特化しています。
・店舗様へのアドバイスは、メールや電話でのサポートが中心となりますが、各種イベントや講座を受講するために来社された際にお会いしたり、訪問することもあります。
・店舗様からのテクニカルな質問については、コールセンタースタッフが対応しています。

※全国転勤あり、将来的な海外赴任の可能性もございます。

◆ECコンサルタントの転職者インタビューはこちら!
http://www.rakuten.co.jp/recruit/career/employee/ecconsultant.html

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追記:公式【楽天市場事業】ECコンサルタント キャリア(中途)採用求人票

https://progres02.jposting.net/pgrakuten/job.phtml?job_code=1253&lang=ja

 

ECコンサルタントの目標数値は3つあります。

・担当店舗から回収する広告金額

・担当店舗の流通(売上総額)

・楽天大学という、既存店舗向けの有料セミナー販売

 

上記の3つの指標を元に業務を進めていくことになります。

ここでいう広告とは、楽天市場内、もしくは楽天グループの広告の

ことを指します。大量に送られてくるメールも広告の一種です。

 

これは、自社内の広告なので、売った広告金額が全て

会社へ粗利益として計上されます。

新人だと、月100~200万円程度がの広告金額回収が目標です。

月に1000万円以上広告を売っていると、
それなりにできるECコンサルタントだと認定されます。

 

担当店舗の流通(売上総額)は、担当店舗さんの売上総合金額によって

2%~6%程度のマージンが楽天へ支払われることになるので、

それもそのまま会社の粗利益となります。

こちらに楽天の出店について、詳細な記載があります。楽天の公式ページです。

https://www.rakuten.co.jp/ec/?camp=701100000004kPw

出店店舗様向けの楽天大学という有料セミナーですが、
公式のページがありますのでこちらをご覧ください。
http://university.rakuten.co.jp/

 

上記すべてがECコンサルタントに与えられる目標数値なのですが、

業務の9割程度は広告営業に時間を割きます。

大体1人あたり80~120店舗程度を担当し、とても全ての店舗さんを

1人で細かく管理をしたり商談の場を設けることが難しいので、

基本は電話でコンタクトを取ります。

 

新人の最初の仕事は担当になった店舗さん全てに挨拶の電話をかけて、

状況を聞き、悩みを聞いたり、広告を売ったりします。

数が膨大なため、常に電話をしている状態です。

受話器を置いていると怒られました。

 

とにかく電話をしないことには広告は売れないから、と。

これは営業の基本だとは認識しています。

 

もう電話をかけるところが無くなれば、自分の携帯などにかけます。

ECコンサルタント同士で助け合って、営業会話をしている

ふりをすることもありました。

一日に同じ店舗様に何度も何度も何度も電話をかけることはザラでした。

 

当然ながら、売上アップのために密に連絡を取る必要のある店舗様もいました。

他は、とにかく広告を売れと言われて、仕方なくかけています。

 

この電話の件数、電話した分数、それによって売り上げた広告金額。

これは全て数値化されて管理されています。

 

広告を売っていても、電話回数が少ないと、それだけで怒られました。

電話回数が少ないと、広告を売るために、

とにかく一日最低50件以上はかけろと言われました。

もちろん壁などはなく、セールストークは全て上司にチェックされます。

 

上司は、自分のクライアントには電話をしません。

責任を擦り付けるため、上司という立場を利用し、自分は数字をつまず、

部下をおいつめる。お前、なんで広告が売れてないんだ。

新卒は、それがおかしいとは思いつきもしません。

上司の命令です。

上司は、自分が代わりに数字を積む、ということはほとんどありませんでした。

そういう優しい人は辞めていきます。

自分の足りてない数字を部下に付け替えて、

押し付けることのほうが多かった。

 

それが当たり前の日常でした。

 

長くなりましたが、まとめます。

ECコンサルタントはとにかく毎日電話電話で広告を売っている、という仕事です。

 

 

楽天株式会社様へ

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実態については、つづく