楽天という会社 その1 嘘をつけない優しい人は辞めていく

悪意はありません。所感と事実のみを記載します。
今も楽天で働いている社員が、嘘をつかず、堂々と仕事をできる。
そう願って書き綴ります。

 

東証一部へ上場。 

楽天優勝セールの77%OFF表記問題はなぜ起こったのか。

景表法、薬事法表示に対する現状の意識。

koboはなぜあれほどまでにシステムが異常で、炎上したか。

公用語化英語化によって起こった社内の苦しい実態。

 

TOEIC基準値設定による、給与削減案。降格案。

 

それよりも前に隠ぺいされていたことは山ほどあります。

そこまでの事実を書きます。

 

現在私は記者業です。

楽天で実際にECコンサルタントという職業についていました。

 

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こんなに社会というものは過酷なものなのか。

この会社に入社して、1か月程度経った頃に抱いた感想だ。

不況が叫ばれてる中、その影響を全く受けず、

急成長を遂げている日本企業があった。

そこに私はいた。

 

私は営業として採用された。ECコンサルタントという職業だ。

 

会社の中でも花形と呼ばれている職業。

コンサルタントという職名だったが、基本的には営業活動のみで、
会社の中で一番利益をあげているところだ。

 

研修中から悪い噂は聞こえてきた。

ECコンサルタントに憧れて入社したにも関わらず、

入社後すぐにECコンサルタントという職に対して疑念を抱きはじめていた。

 

配属後の現実は、思った通りだった。

 

3人に1人は心が壊れて休職をしている。

 

マネジメント層も数字に追い詰められて、部下をつめてくる。

誰も責任を背負おうとしない。

数字の責任の擦り付け合いだった。
遅くまで残って、担当店舗に何度も何度も連絡をとり、追い詰めて、数字の確約をつける。

 

昼食に立つと怒られた。トイレに立つと怒られた。帰ろうとすると怒られた。
怒られるというか、メッセンジャーという社内機能で追い詰められた。
一時間ごとに数字の進捗管理が共有され、前の時間からどれだけ数字が増えているか確認が入る。

 

閉鎖された会議室からは怒号が聞こえてくる。
それでも数字が達していなければ、数字を付け替えた。
全て完璧にできました、と上へ報告しなければならない。

 

上司も同僚もみんなが追い詰められている。
誰も尊敬できる人がいなかった。


人は不思議なもので、追い詰められると嘘をついて相手を説得できるようになる。

 

少しづつ数字が積めるようになるのだ。

 

決してその担当店舗のためになるとは思っていない。
しかし、この商品をこの店舗に売れ。今すぐ電話して売れ。
他の業務はするな。他の店舗に連絡するな。今この場でやってみせろ。

 

俺が会話内容を聞いて、メッセンジャーで指示を出す。
そういった命令が出る。


担当店舗さんもそういった事情を察してくれるのか、
私がこの商品がその店舗さんにとってどう活かせるのか

きちんと説明をするため、本当にいい商品だと思ってしまうのか。

それはわからない。


売ってしまったあとには激しい後悔が起きた。


上司は褒めない。一瞬安心するだけ。

 

目標を達成すれば、目標がまた上がってしまうだけの話だ。
他のチームの数字を追わなければならない。

 

全体で目標数字を達成しても、達成したなら、まだもう少し上が目指せるね、
ということで目標数値が上げられる。無限のループ。

 

喜びはない。

感情を殺して、淡々と作業を繰り返すことでしか、自分を保つ方法がなかった。

極限状態に陥ると、人はなんとかその状況を受け入れられないか、と考えてしまう。
そういうふうに捉えないと、心が壊れる。体に不調が出る。

 

閉鎖空間の中で、人は正常な判断能力を失う。

洗脳によく使われる手法の一つである。

 

特に新卒は、これがおかしい状況だとは思わない。

できない自分が悪いんだ、と思ってしまう。

 

中途入社の先輩も、追い詰められていて、これはおかしい、

なんて言う人はいない。

 

そういう人は辞めていった。

 

 

楽天株式会社様へ

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つづく