現在のダメージ0の惨状を魚拓にて保存してある。
ダメージ0(3/24時点)
http://archive.is/MBRii
記事の9割以上、ほぼ全てがエロ記事である。一切の伏字や表現の検閲もせず、おーぷん2chに立ったエロ系記事を片っ端からまとめている。ところが上記サイト「ダメージ0」はニコニコのサービスである「ブロマガ」上でまとめブログを運営しているのだが、ブロマガはエロ系記事は規約違反なのである。ダメージ0は規約違反であるエロ記事を突然まとめ始めたのだ。
「ブロマガ(β(ユーザー向けver))運営規約」
http://ch.nicovideo.jp/static/blomaga/rule/
11.性的、わいせつ的、暴力的な表現行為、その他人に過度の不快感を及ぼす恐れのある行為
今までエロ系記事をわざと避けていたことから見て、この規約を知らないはずが無い。今回の行為が明確に規約違反であることは本人もわかっているはずである。さらに、ダメージ0はそもそもブロマガの中で「大手メディアプラン」と呼ばれるプランに参加しているので、掲載広告にも制限がある。具体的にはAmazonとGoogleAdsenseの二種類しか現在では許可されていない。だが、ダメージ0はエロ系記事にシフトすると同時に、許可されていない「i-mobile」の広告を掲載し始めたのである。同時にGoogleAdsenseとAmazonの掲載をいったん止めている。
まとめサイト・大手メディアプランのご利用について
https://secure.ch.nicovideo.jp/application/mediaplan/index
Q.◯◯の広告は表示できますか?
A.Google AdSenseとAmazonアフィリエイト以外の広告に関しては原則禁止となります。
Amazonはともかく、GoogleAdsenseはアダルト禁止なのでいったんはずしたものと思われる。だがこちらもブロマガの規約に違反しているので、二重に規約違反をするという悪質サイトっぷりを披露している。
そもそも「ダメージ0」は一般人によるサイトではなく、ブロマガ一般向け開放以前から「著名人枠」にて作られていたサイトである。いわばニワンゴの身内サイトなので、今までも規約違反ギリギリのスレタイや、過度な煽り、捏造といった行為も許されていたわけだ。それどころか大手サイト扱いを受け、ニコニコ動画のヘッダーによる記事紹介等の恩恵を授かっていた。
ブロマガでまとめサイトを作る - 楽しくないブログ
http://nvmzaq.blog.fc2.com/blog-entry-4.html
スレタイ捏造を繰り返す悪質アフィブログ「ダメージ0」 - 楽しくないブログ
http://nvmzaq.blog.fc2.com/blog-entry-254.html
今回「ダメージ0」が突然方針転換したのは、ブロマガがニコニコ動画のヘッダーによるまとめ記事紹介をいったん取りやめたからである。ニコニコは2ch転載禁止の流れを受け、2chまとめが氾濫していた大手メディアプランの紹介を辞めざるを得なくなったのである。
ドワンゴ「ニコニコ動画の上のブロマガ紹介やめるわ」
http://netgeek.biz/archives/6128
ニコニコ動画を運営するニワンゴの親会社であるドワンゴが、ニコニコ動画のヘッダーに表示するブロマガの記事紹介を中止すると発表した。
発表は各ブロマガ開設者に向けて行われたもので一般には公開されていないが、2ちゃんねるブログ板にはメール文をコピペするリークがなされた。
一旦停止という表現になっているが、再開の目処が立っていないため、事実上の中止とみてよいだろう。
この「紹介」はブロマガ最大の特徴でありメリットであった。ブロマガは元々GoogleAdsenseの広告料の3割を徴収しており、ようはショバ代を支払って自サイトの広告を掲載してもらえるという点が魅力的と言えた。ところがその紹介が中止されてしまっては、単に3割徴収されるだけになってしまうので、事実上ブロマガによるまとめは何のメリットも無くなったわけだ。もし独自ドメインを取得しているのであれば移転によるブロマガ脱出も容易だが、「ダメージ0」は独自ドメインでは無いため移転することでURL自体が変わってしまう。そのため安易に移転も出来ないという状況なのである。
そこでダメージ0が取った行動が、GoogleAdsenseの取り外しである。ショバ代元である広告を掲載しないことで、とりあえず自分が搾取されることは無くなるからだ。そしてGoogleAdsenseを取り外すということは、ブロマガの規約さえ無視すれば、アダルト記事を載せられるということになるのである。
当然この行動はブロマガの規約からは完全に違反なので、通常であれば即BANである。ところが数日間こういった更新を続けて未だに音沙汰がないということは、やはり「著名人枠」の効果だろう。だが、アダルト記事の作成と非許諾広告の掲載は誰がどう見ても露骨な規約違反なので、今後サイトごと消滅する可能性も高い。逆に言えばこれほどの傍若無人っぷりでお咎めなしであれば、いかにニワンゴが腐った会社であるかが改めて浮き彫りになるということである。